銀行は、どんな収益還元法計算をしているのか

おはようございます。

投資ソフト開発センター
大塚 博之です。


自分での不動産投資シミュレーションでは
収益還元法上の問題はないのに

『銀行が融資をしてくれない』


こんな場合、『空室率』と『金利』の基準が
銀行と違っているからかもしれません。

銀行によっても異なりますが
銀行が収益還元法の計算をする場合には

■ 空室率 ⇒ 20%

■ 金利 ⇒ 6%

でもキャッシュフローがプラスか
を確認します。


【金利2.5% 空室率0 でのシミュレーション】
金利2.5% 空室率0%


【銀行基準 空室率20% 金利6% でのシミュレーション】
金利2.5% 空室率0%


自分で計算したシミュレーションでは
プラスだったキャッシュフローが

銀行基準の

■ 空室率 ⇒ 20%

■ 金利 ⇒ 6%

で計算すると

マイナスキャッシュフロー
になってしまいます。


こうなると、収益還元法を基準とした
融資は厳しくなります。

銀行からこの物件への借入をするには

■ その人の属性がよい

■ 積算価格の計算で担保価値が高い

という条件が整う必要があります。


借入を使っての投資を検討する際には

銀行基準での収益シミュレーションでも
キャッシュフローがプラスであるか
確認する必要があります。