デフレ時代に不動産投資で成功する為のポイント(2010年の記事)
『いまの中国なら、こんなことを
考えなくてもいいんだろうな』
しかし、日本で不動産投資をする場合には
必ず、考える必要があります。
それは、『不動産価値下落』です。
不動産の資産価値は大きくわけると
◆ 土地価格
◆ 建物価格
にわけられます。
では、ここ数年、それぞれの
資産価値がどうなっているか
確認してみます。
◆土地価格(住宅地の全国平均下落率)
2000年 約7%下落
2001年 約7%下落
2002年 約8%下落
2003年 約10%下落
2004年 約11%下落
2005年 約10%下落
2006年 約7%下落
2007年 約3%下落
2008年 約3%下落
2009年 約2%下落
毎年、前年に比較して
価格が下落しています。
つまり、1億円の価値があると
思っていた土地も、毎年、毎年
1億円 ⇒ 9800万円 ⇒ 9500万円 ⇒ 9300万円
と下落しています。
人口減少を考慮すると、
今後も同様の傾向が続くことが
予測されます。
◆建物価格
建物価格の資産価値は耐用年数に
大きく影響されます。
法定耐用年数は下記のように
定められています。
物件種類 法定耐用年数
・SRC・RC (47年)
・重量鉄骨 (34年)
・軽量鉄骨 (27年)
・木造 (22年)
耐用年数を過ぎた建物価値は
理論上は無価値とされます。
では、それぞれの建物の
1年間の価値下落率をみてみると
・SRC・RC 2.12%
・重量鉄骨 2.94%
・軽量鉄骨 3.70%
・木造 4.54%
毎年2~4.6%の間で資産価値が
下落していきます。
3000万円の木造アパートでは
3000万円 ⇒ 2863万円 ⇒ 2726万円 ⇒ 2589万円
と資産価値が下落していきます。
高度成長期の日本のように
土地価格が上昇している場合は
『建物価値下落額 < 土地価格上昇額』
となり資産価値は毎年上昇していました。
しかし、今後、その流れを
望むことは大変困難です。
資産価値が下落していくことを
考慮して投資することが、
デフレ時代の不動産投資には必要です。
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