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不動産投資指標のCCRを使いこなす

2025-06-12              

    

不動産投資を検討する際に注目すべき点に、自己資金を上手く運用できているかがあります。この項目を確認するのに便利な不動産投資指標がCCRです。
 

 

 

キャッシュ オン キャッシュ リターン

 

Cash On Cash Return(CCR)は自己資金を効率よく運用できているか確認するために利用します。
 
CCRは
 
キャッシュフロー ÷ 自己資金額 × 100 で簡単に計算できます。
 
投資した自己資金を手元に残る現金(キャッシュフロー)で割ることで自己資金に対する投資効果を確認できます。数値は高ければ高いほど自己資金に対する投資効果は高いです。10%前後を1つの基準として自己資金の運用状況を検討します。
 
CCRは高いほど自己資金回収までの時間は短いです。自己資金の回収速度が重要なのは、短期間で回収することで次の投資へ資金を回せるからです。
 
次に、CCRへ影響を与える項目を整理します。
 
CCRに影響を与える項目一覧
 
となります。特に、表面利回りと投資する自己資金額は重要な項目です。

 

 

表面利回りとCCR

 

表面利回りによってCCRはどのように変化するかシミュレーションします。
 
CCRの表面利回りの違いによる比較
※不動産投資ツール アセットランクシミュレーターで分析
 
表面利回りは高いほどCCRは高くなります。今回のサンプル物件では表面利回り5%まではCCRはマイナス。つまり、キャッシュフロー赤字になっています。また、表面利回り7%程度から投資として検討できる範囲と言えます。
 
しかし、CCRは高い方がいいんだから、表面利回りは高ければいい物件かというと単純にそうではありません。
 
その理由については「表面利回りの3つの注意点を理解して正しく利用する方法」をご確認ください。

 

 

自己資金割合とCCR

 

次に自己資金割合のCCRへの影響をシミュレーションします。
 
CCRの自己資金割合の違いによる比較
※不動産投資ツール アセットランクシミュレーターで分析
 
物件+購入諸費用外部リンクに対する自己資金割合は低いほどCCRは高くなります。今回のサンプルですと、20~30%程度から投資の検討土台に上がる数値です。
 

しかし、自己資金割合は低いほど良いとは言えません。CCRの隣に安全性を確認できる不動産投資指標のBE%(BER)の数値を載せています。BERは70%程度を目安に考えます。
 
自己資金割合10%は、CCR 12.09%と高いです。その一方で、BER 82.74%と高いリスクを引き受ける必要があります。
 
※BERについては「不動産投資指標を使って安全性を分析」をご確認ください。

 

 

不動産投資指標のCCRを使いこなす

 

CCRは不動産投資の効率を比較する際に非常に便利な指標です。しかし、単純にCCRを高めることだけに目を向けると過大なリスクを負う可能性があります。
 
不動産投資は収益性と安全性のバランスが重要です。CCRを利用する際は安全性の不動産投資指標なども比較しながら利用してください。
  
 

(動画)CCRを計算する方法

 
※不動産投資ツール アセットランクシミュレーターを利用して「キャッシュ オン キャッシュ リターン」を確認する方法を動画でご紹介します
 

 
 

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