利回りには色々な種類があるのを知っていますか?
2014-03-01
不動産投資の投資判断をする上で
もっとも一般的な指標は
『利回り』です。
ただ、利回りを使って投資判断する場合
注意が必要です。
そこで、今日は利回りについて書きます。
利回りは大きく分けて
・ 表面利回り
・ 実質利回り
・ FCR(Free and Clear Return)
があります。
▼ 表面利回りとは
『満室時の想定賃料 ÷ 物件価格』
で計算されます。
不動産屋さんが表記している
利回りは表面利回りが多いです。
▼ 実質利回りとは
『(満室時の想定賃料-維持管理費) ÷ 物件価格』
エレベーター費用、共用部分の維持費用などの
経費を家賃収入から引いた利回りです。
▼ FCR
『(満室時の想定賃料-維持管理費) ÷ (物件価格+購入時経費)』
購入時の経費までを含めて計算される利回りです。
これらの利回りを比較すると
『表面利回り → 実質利回り → FCR』の順で
より現実に近い利回りになります。
一般的に不動産屋さんのチラシに記入されている
表面利回りは、もっとも不正確で物件を比較するには
参考程度にしかならないと考えておいた方がいいです。
同じ表面利回りの物件でも、より正確な
実質利回り、FCRで比較した場合
利回りが『1~3%』違ってしまうことはよくあります。
物件の利回りを比較する場合
実質利回り又はFCRで比較することをお勧めします。
特に、FCRは購入時の経費も含んだ状態で
利回り比較できるので、できる限りFCRを使って
物件比較すると正確な分析ができます。
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