来年(2019年)の不動産投資の環境は良好か
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
本年、最後のメールセミナー
となります。
今年も、多くの感想をお寄せ
いただきありがとうございます。
今年は、不動産投資を新たに
始める人にとっては、なかなか
難しい年だったと思います。
多くの銀行は、スルガの件もあり
貸出基準を厳しくしました。
わりと属性の良い大家さんでも
銀行から「20%は自己資金を入れて
くださいね。」 と言われたそうです。
また、銀行の貸出が厳しくなる中
物件価格は低下しない状況でした。
銀行にしてみれば、物件価格が
高い(利回りが低い)中で
貸出基準を厳しくして
シミュレーションの際の
ストレスを強くかけた場合
当然、自己資金を多めに入れて
CFの流れを良くしてもらう
必要が出てくるわけです。
では、来年以降もこの流れは
続くのでしょうか。
そうはならないと考えています。
銀行の貸出基準は厳しい
ままだと思います。
変化があるのは物件価格です。
現在は、家賃が上がらない中で
金利が下がった分で物件が
値上がりしているだけです。
つまり、金利が下がったことで
お金を借りたい人が増えて
投資への需要が高まったわけです。
来年以降、金利は変わらずとも
貸出基準が厳しくなり
物件を購入できる層が少なく
なり需要が減速します。
住宅用として利用する顧客層が
いる区分マンション等の
値下がり速度は遅いと思いますが
完全な投資用として取引される
物件は価格が少しずつ
下がっていくと思います。
属性の良い方にとっての投資環境は
ここ数年より、“少し”良くなるのでは
ないかと思っています。
貸出基準が厳しくなると言っても
銀行が貸したくて、貸したくて
しょうがない状況は続いている
からです。
来年が良い年になるのを願って、
本年のメールセミナーを
打ち止めとしたいと思います。
一年間本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。