いまさら、聞けない元利均等と元金均等の違い
今日は、知っているようで
意外と知らない
『元利均等と元金均等の特徴』
について書きます。
まず、月々の支払額の違いを比較すると
■元金均等
・元金支払額一定
・利息額変動
・月支払額変動
■元利均等
・元金支払額変動
・利息額変動
・月支払額一定
例えば
■ローン期間15年 金利3% 1000万円借りた場合
▼元利均等
元金分(年)536,032 552,337 569,136 586,449 604,283
利息分(年)292,664 276,359 259,560 242,247 224,413
支払額(年)828,696 828,696 828,696 828,696 828,696
支払額合計 12,430,358
▼元金均等
元金分(年)666,660 666,660 666,660 666,660 666,660
利息分(年)290,829 270,828 250,827 230,829 210,828
支払額(年)957,489 937,488 917,487 897,489 877,488
支払額合計 12,262,435
比較しすると
1.返済初期は元金均等の支払額が多い
ただし、年々支払額は減少していき、
8年後には、元利均等よりも支払額が少なくる
2.利息支払額は元金均等が少ない
元金支払額が多く借入金残高の減少速度の早い
元金均等の方が利息支払額が少なくて済む
3.支払額の合計は元金均等が少ない
利息支払額が少ないので元金均等が少なくて済む
不動産投資の視点で比較すると
1.元金均等は、投資開始直後の支払額が多い為
投資開始直後は キャッシュフローが
プラスになりにくい
2.投資前半は元金支払割合の高い元金均等は
税金支払額が多い
3.長期的な視点に立つと、利息支払額の少ない
元金均等の方が投資リターンが高くなりやすい
このような傾向になります。
基本的には借入は元利均等で行うことが
多いと思います。
・銀行が元金均等でも貸してくれる
・投資前半にもキャッシュフロープラスになりそうだ
ということであれば元金均等も選択肢になります。
今日の特色を選択するヒント
にしていただければと思います。