ご紹介、平均の退去期間は何年
2013-03-12
『ようやく、これで満室だ』
『すみません、来月で退去させてください。』
退去までの期間(解約率)は、
1年間で何%位引越しで出て行くか
という意味です。
5%、10%、15%・・・・・・・
どのくらいだと思いますか?
何と、
☆ 単身世帯で25%
☆ ファミリー世帯で20%
と言われています。
お~、結構高い%だと思われたんではないでしょうか?
20戸のワンルームマンションだとすると、
1年でそのうち5戸は引越していくということです。
つまり、4年で全員いなくなる計算になります。
退去割合が、比較的低いと思われている
ファミリー世帯でも20%なので、
5年後には同じ人が住んでいない計算になります。
こう考えるとゾッとしますよね。
ただ、この数値を頭に置いておくと、
投資分析の際に空き室率を考える参考になります。
また、平均の解約率より、人の出入りが激しい場合は
何か問題があるのかもしれないと、
疑問を持つきっかけになります。
逆に、平均的な退去年数よりも長く住んでいただける
ようならば、退去後も強気の家賃設定ができるかもしれません。
今回、ご紹介したような平均値を知っておくだけで
投資分析、判断をする際に、まったく違った視点で
考えることができるようになります。
どんなに優秀な賃貸経営をしていても、
退去があることを考えると
数%~10数%の空き室率は避けられません。
必ず、退去期間などに合わせた
不動産投資分析が必要になります。
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