不動産投資の本当の利回りとは
2014-11-22
今日は、大家さん、不動産投資家ならば
当たり前のように使う利回りについて考えます。
利回りと言われると思い浮かぶのが
・ 表面利回り
・ 実質利回り
・ FCR
などだと思います。
ただ、この3つとも大きな弱点があります。
その弱点とは
『時間による変化について考慮されていない』
ということです。
不動産投資は1日、2日で終わるものではなく
10年、20年という単位で投資します。
10年、20年の間に、家賃や維持費用などは
大きく変動します。
表面利回り・実質利回り・FCRは
計算した時点での利回りしかわかりません。
『時間について考慮されていない』
とはこのような意味です。
そこで、必要になる指標がIRRです。
IRRとは・・・
内部収益率とも言います。
一定期間のキャッシュフローを
もとに計算された利回りです。
例を使って説明します。
・ 1,000万円を投資
(1,000万円は元本割れしないと仮定)
・ 1年に100万円の収入
この場合、利回りは10%となります。
10年間 100万円の収入が
変わらなければ、IRRも10%になります。
しかし、現実には2年目は90万円、3年目85万円
と毎年収入は一定ではありません。
このような変化を考慮した、時間軸の
利回りを確認する時にIRRは便利です。
IRRはエクセルを使って計算できます。
IRRを利用することで
時間による変化を織り込んだ
利回り計算が可能です。
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