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急騰したBTCと比較して気づく不動産の特徴

2021-01-24

ビットコイン(BTC)の価格が乱高下しています。

 

下のグラフは2015年〜の価格推移です。

 

ビットコインのチャート

 
値動きの激しいことが分かります。
 
ちなみに、

 

2015年1月1日⇒   38,374円
2021年1月9日⇒ 4,191,761円
 
6年で100倍以上値上がりしています。
 
不動産ではあり得ない値動きです。
 
こんなに、BTCの方が儲かるなら不動産には魅力がないのか?そこで、今日は、それぞれの特徴を考えて行ければと思っています。
 

 

BTCと不動産を比較する

 
それぞれの特徴を3つの項目で比較します。
 
1.流動性
2.利用価値
3.資産保全性
 
この3つを比較することで不動産の特徴も良く見えてきます。

 

 

1.流動性

 
簡単に書けば、現金に変えるまでにどの位時間が必要か? です。BTCの市場が形成されてからは不動産と比較すると圧倒的にBTCが有利です。現金にしようと思ってから数分後には現金にできます。
 
それに対して、不動産は数分後どころか投げ売り覚悟でも数日、下手をすれば、数年単位になります。不動産の最大の弱みは、流動性が低いことです。何か、現金にしたい理由が発生しても簡単には出来ません。その際に、焦れば、市場価値以下で手放すしか無くなります。
 
このメールセミナーでも出口戦略について何度も触れています。「購入前から考えられない、一生売らないから関係ない」と話される方もいらっしゃいます。
しかし、変化の大きい時代で何が発生するか分かりません。投資開始前、投資期間中に出口(売却)のシミュレーションをお勧めしているのは、その為です。
 

 

2.利用価値

 
利用価値を言い換えるとこの資産を利用してどれだけ第三者に対して価値を生み出せるかということです。

 

これは、圧倒的に不動産が有利です。BTCは、利用(使用)価値は0と言っていいと思います。BTCも一部で支払いに利用できます。しかし、現状は、苦労して利用できるところを見つけるレベルです。

 

それに対して、不動産は第三者に貸すことで利用できます。この価値を提供することで収益を得ることもできます。BTCには利用価値が無いので収益を得るには売却しか基本的にありません。
 

 

3.資産保全性

 
資産保全性は、どれだけの期間、資産としての価値を保てるかです。BTCについては、現状、何とも言えません。金のように、大多数の人がBTCに価値があると考えるようになれば、保全性が高まるかもしれません。しかし、現状は、?という気がします。
 
逆に、不動産は、これが最大の武器と言えます。不動産の魅力の1つであるレバレッジ(借入)を利用できるのも資産価値の変動が小さいからです。銀行はBTCを担保にお金を絶対に貸しません。不動産を担保に貸してくれるのは、銀行も資産保全性が高いと考えているからです。
 

 

それぞれの特徴から分かること

 
それぞれの特徴を纏めると以下の表のようになるでしょうか。
 
ビットコインと不動産投資の比較
 
BTCについては売買が始まってから10年程度しか経過していないので今後、どんな動きなるか分かりません。ただ、利用価値が伸びない点を見ると価値を保ち続けられるか疑問もあります。
 

それに対して、不動産の特徴は

 

・高い「利用価値」
・高い「資産保全性」
 
です。
 
この特徴から不動産投資を考えると
 
「資産保全性と利用価値を守る為に好立地の物件を、しっかり修繕して出来る限り保有する。ただし、流動性の低い弱みがあるので出口(売却)のシミュレーションしてしっかり検討しておくことが必要」
 
と言えます。


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