日本の不動産は本当に割高か?
2018-11-26
2012年頃から日本の不動産価格は
大幅に上昇しました。
上のグラフはマンションの値上率を
グラフにしたものです。
2011年頃から約40%程度
上昇しているのが分かります。
だいぶ、値上がりしたなと思います。
ただ、そうでもないと考えている
人達も大勢いるようです。
・・・以下日経新聞引用・・・
世界的なカネ余りを受けて不動産ファンド
の投資余力が高まっているのが背景だ。
2017年の海外勢による国内の不動産取得額
は07年以来の高水準となり、
足元でも買収や業界再編が加速する。
一方で、銀行などの融資基準が緩むこと
に警戒する声も出ている。
・・・引用終わり・・・
スルガ銀行の件から融資が厳しく
なったという話ばかり聞きます。
しかし、属性の良い方や大手ファンド
などには、銀行は貸したくしかたがない
状態が続いています。
この日経新聞はそれを如実に表して
いると思います。
では、なぜ、ファンド(特に海外)
からは日本の不動産が魅力的に
映るのか
その理由は
▼ 異常に低い金利
▼ 先進国比較で高い利回り
つまり、安く借りて高く貸せるからです。
また、日本は不動産は法整備が進んでおり
安心して買えるのもいいのだと思います。
一般的には不動産は割高だ、割高だという
話ばかりが出ます。
しかし、世界の視点でみると
単純にそうとは言い切れません。
日本の“良い”場所のキャップレートは
まだ、それほど高い水準では
ないのかもしれません。
不動産投資シミュレーションで
キャップレートを考える場合は
こういった動きも頭に入れておく
必要があるかもしれません。
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