20年後の利回り目標を決める方法
2013-12-21
表面利回り15%以上の物件が欲しいな
という言い方をよくします。
しかし、表面利回り、実質利回りは
『いま、この時点だけしか表すことの
できない利回りです』
不動産投資は20年、30年におよびます。
長期の投資期間を考えると、投資期間を
通しての利回りを確認する方法
を知っておく必要があります。
投資期間を通しての利回り
を表す指標がIRRです。
IRRは、物件取得⇒売却までの
期間通しての利回りを1年あたりの
平均利回りにした数値です。
例えば
1000万円で物件購入
収入
1年目 100万円
2年目 90万円
3年目 80万円
↓
9年目 80万円
10年目 70万円
1年目の利回りは10%ですが、
10年目の利回りは7%です。
物件を購入した当時の10%の
利回りだけを基準にする意味が
あるでしょうか?
長期間におよぶ不動産投資の場合
単年度だけの利回りを考えても
あまり意味がありません。
そんな時に役立つのがIRRです。
上記物件のIRRは『8.36%』です。
10年間の1年あたり平均利回りは
8.36%だよということです。
IRRはエクセルのIRR関数を
使用することで計算できます。
不動産投資の利回りを考える場合
単年の利回りではなく、長期間の
平均利回りで考えることが重要です。
次回メールで、IRRの目標値を
どうのように決定したらいいかについて
お伝えします。
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