投資物件に、いい物件も、悪い物件もない
2014-11-29
投資家や、大家さんと話をしていると
「あの物件はいい物件か悪い物件か」
といった話になります。
しかし、この会話には
あまり意味がありません。
理由は
『Aさんにはいい物件でもあなたには悪い物件』
かもしれないからです。
例えば
Aさんは純資産 数十億円を保有するお金持ちで
不動産投資の目的は、資産防衛の為に
現金から不動産への資産変えだとします。
この場合、Aさんが、どんな物件をいい物件だと
言うかを想像すると
『都心の人気エリアの築浅物件』
ということになります。
このような物件は表面利回りで3~5%程度
の収益性である可能性が高いです。
不動産投資で収益を上げることを考えれば
こんな物件では投資になりません。
投資で高い収益をあげることが
一番の目的の場合、いい物件ではありません。
しかし、Aさんにとってはいい物件です。
不動産投資のいい物件、悪い物件は
▼ その人の資産額
▼ その人のリスク許容度
▼ その人の不動産投資に対するスキル
などで変わります。
このあたりを理解しないで
「あの物件はいい物件か悪い物件か」
という会話をすることに意味がありません。
いい物件か、悪い物件かは
その人の不動産投資の目的によって決まります。
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