戸建賃貸を検討する場合の注意点
2017-04-16
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
アパート物件が飽和する中
『戸建賃貸』に注目する投資家が増えています。
理由は
戸建に住みたいと考える需要が多いにも
かかわらず、供給量が少ないからです。
つまり、飽和状態のアパート物件と比較すると
需要と供給のバランスが有利だからです。
ただし、戸建賃貸は
土地から購入しての投資では
収益上厳しい可能性が高いです。
上図のような投資をした場合に
【時価7,000万円の土地所有】
▼ 表面利回り 11.52%
【土地を購入】
▼ 表面利回り 4,80%
と利回りが半分以下になってしまいます。
今回の例では、土地から仕入れた場合には
投資にならないことが分かります。
「7,000万円もしない安い土地ならば
大丈夫じゃないか」
確かに、安く土地を仕入れられれば
投資として成り立つ可能性があります。
しかし、土地価格が、
まだまだ、高止まりしている現状を考えると
安い土地は
『立地の悪い土地』
である可能性が高いです。
立地が悪い
↓
借主を集めにくい
↓
家賃を低く設定しなくてはならない
↓
収益性が低くなる
という悪循環に陥ることになります。
戸建賃貸を土地から仕入れて
収益を上げるのは厳しい場合が多いです。
しかし、所有している土地がある場合は
検討に値する投資とは言えます。
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