いまさら聞けない、不動産投資の重要な指標(BE%編)
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
投資家さんから
「FCR・DCR・BE%など不動産投資に使う
指標の意味がいまいち分かりません
どんな意味合いですか?」
という質問をいただいたのをきっかけに
世界共通で使える、不動産投資のリスクとリターン
の指標を復習の意味を込めてお伝えしています。
前回は、FCRについてお伝えしました。
FCRは、不動産投資のリターンを表す指標です。
不動産投資はリターン(攻め)だけではダメです。
リスク(守り)についても考える必要があります。
そこで、今日はリスクをコントロールする為の指標
BE%について書きます。
■BE%とは・・・
『(維持管理費合計 + 支払額(年)) / 収入(年) * 100』
損益分岐点のパーセンテージを求めることにより
投資の安全性が確認できます。
数値が低いほど安全性が高いといえます。
70%を超えないようにコントロールすることが
できればリスクの低い状態で運営ができています。
銀行からの借入を有利にするには
損益分岐点(BE%)は60%以下に保つといいです。
BE%を60%以下で保っている場合
融資の際に銀行の見る目が違います。
40%も赤字になるまでに余裕があれば、
融資する立場になって考えれば、
“貸しやすい”というのはうなずけます。
銀行が一番恐れているのは
キャッシュフローが赤字になり
貸したお金が返ってこないことです。
例えば、BE%が90%の場合
空室率が10%又は家賃が10%下がっただけで
お金が返せなくなってしまいます。
不動産投資を長く続けるには
常に、BE%の推移を確認しておく必要があります。
このメルマガを、大塚さんの物件の
BE%を確認する機会にしていただければと思います。
次回は、リターン指標 CCR について書きます。