不動産投資のローン年数を決める為のポイント
『耐用年数よりも長いローン期間の物件を
お持ちなのは融資に不利です。』
これは、不動産投資向融資を
やられていた方からお聞きした話です。
ここででてくる耐用年数とは、
”法定耐用年数”ではなく、
銀行が貸出基準にする
”経済耐用年数”のことです。
一覧表にまとめると
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経済耐用年数 法定耐用年数
木造 20年 22年
軽量鉄骨 20年 27年
鉄骨造 35年 34年
鉄筋コンクリート 40年 47年
鉄骨鉄筋コンクリート 45年 47年
*経済耐用年数は銀行によって+-10%程度の違いがある
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◆一番最初に書いた
『耐用年数よりも長いローン期間の物件を
お持ちなのは融資に不利です。』
とは、経済耐用年数を超えて融資を受けると
次の融資が受けにくくなるということです。
◆融資期間を延ばすことはキャッシュフローを
増やすにはとても有効な方法です。
例を上げると
物件価格 60,000,000
取得経費 9,000,000
家賃額 500,000/月
自己資金 15,000,000
借入金 54,000,000
元利均等 25年 3%
築5年 軽量鉄骨
この条件だと、
【ローン年数25年】+【築年数5年】=30年で
大きく経済耐用年数を超えてしまいます。
この条件のキャッシュフローは
年 1,727,112円です。
◆では、経済耐用年数以上にならない
借入期間 15年のキャッシュフローは
どのくらいになるでしょうか?
ネット収入が4,800,000円に対し
元利返済額が4,474,968円
返済率93%
キャッシュフローは、
何と、5分1以下の
325,032円になってしまいます。
◆借入れ期間がいかにキャッシュフローに
影響を及ぼすかお分かりいただけると思います。
お話をお聞きした元銀行融資担当者さんによると
『1棟目のローン期間が経済耐用年数を超えた
おかげでプラスキャッシュフローになる物件では
2棟目の融資に大きな影響を及ぼす』
そうです。
◆ただ、ローン期間を短くしてキャッシュフロー額が
極端に少ないようでも空室リスクなどが高まるばかりです。
どの程度のローン年数がキャッシュフローと
次の融資を考えた場合によいバランスか
じっくりとシミュレーションする必要があります。
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