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なぜ、銀行はお金を貸してくれないのか

2015-07-18              

    

収益還元法ではこんな風に収益がでるのに

 

収益還元法説明


シミュレーション詳細

 

銀行がお金を貸してくれない。

 

こんな時に、考えられる主な理由は3つあります。

 

1 空室率、家賃下落率などの基準が

 

 

銀行で収益還元法の計算を行う基準と異なる。

 

 

2 積算価格法で計算すると

 

 

積算価格より物件価格が割高

 

 

3 個人の属性があまりにも悪い

 

1については 7月8日のメール

銀行は、どんな収益還元法計算をしているのか

 

をご確認ください。

 

3については、機会を見つけて書きます。

 

今日は2について書きます。

 

 

銀行の融資評価の1つの柱が

 

 

収益還元法です。

 

 

▼ 収益還元法とは・・・

 

 

将来あげるであろう収益をベースに

 

 

物件の価値を計算するもの。

 

そして、もう1つの柱が

 

 

積算価格法です。

 

 

▼ 積算価格法とは・・・

 

 

建物の価格と土地の価格を足して

 

 

現在の物件価値を計算したもの。

 

 

・ 収益還元法 → 未来の評価

 

 

・ 積算価格法 → 現在の評価

 

 

と言い換えることもできます。

 

収益還元法で十分に割安でも

 

 

銀行によっては、積算価格法で

 

 

計算した価値までしか融資しません。

 

積算価格法までしか融資されない

 

 

イメージはこんな感じです。

 

 

・ 物件価格 → 1億2千万円

 

 

・ 積算価格 → 1億円

 

 

・ 借入したい額 → 1億円

 

 

これだけ見ると積算価格と借入したい額が

 

 

同じ金額ですので借入できそうです。

 

 

しかし、銀行は積算価格の

 

 

90%まで、80%までしか融資しない

 

 

という基準を持っています。

 

今回の銀行が積算価格の80%までしか

 

 

融資しないとすると

 

 

・ 1億円x80% = 8千万円

 

 

までしか融資されないことになり

 

 

借りたい額まで借りられないことになります。

 

銀行から希望通り借りられない場合は

 

 

1 空室率、家賃下落率などの基準が

 

 

銀行で収益還元法の計算を行う基準と異なる。

 

 

2 積算価格法で計算すると

 

 

積算価格より物件価格が割高

 

 

3 個人の属性があまりにも悪い

 

 

の何に原因があるかを考えてみるといいです。

 


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