インフレと不動産投資の関係
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
「インフレ」
日本人は長らく、この言葉を忘れています。
20代の方は、体験すらしたことがないかもしれません。
不動産投資の成功と物価(インフレ、デフレ)の
動きは密接に関連しています。
そこで、今日は、インフレと不動産投資について
考えていきます。
一般的に、インフレ(物価上昇)は
不動産投資に有利だと考えられがちです。
その理由は、物価が上がれば
当然、不動産の「価格」も上昇するからです。
つまり、投資中の物件の「価格」も上昇します。
これは、ほぼ間違いない事実です。
しかし、額面の金額が増えても
実質的にインフレに負ける可能性があります。
以下にイメージを描きます
このグラフは物件価格の上昇率より
インフレ率が高いことを表したグラフです。
例えば、
インフレによって5年後に
物件価格が5,000万円⇒5,500万円になったとします。
この場合、物件は1年あたり約2%
合計で10%上昇したことになります。
ただし、この間のインフレ率は約3%で
5年間で物価は15%上昇しました。
この状況は、今まで5,000万円で買えていた物が
5,750万円払わないと買えない状況になったということです。
つまり、一見価格が上がって資産が増えたように思えますが、
相対的に見ると資産を減らしている状況になります。
インフレになって物件「価格」が上昇しても
「資産増」になるとは限りません。
インフレでも資産を増加させられる物件は
結局、インフレと同等かそれ以上に
物件価格を上げられる物件に限ります。
さらに、インフレ時に発生する
金利上昇も不動産投資に大きな影響を与えます。
インフレと金利上昇の関係については
機会がみて、メールセミナーで触れて行きたいと思います。