インフレ(40.5%)と金利の関係
2018-10-30
日本がインフレを忘れて
約25年が経ちました。
ただ、世界を見渡せばインフレ
で苦労している国もあります。
・・・日経新聞引用・・・
アルゼンチン政府は17日、
9月の消費者物価上昇率が前年同月比
40.5%だったと発表した。
9月は国際通貨基金(IMF)の支援や
金融政策を巡る不透明感から
通貨安が続いたため、輸入物価の
上昇で食品や燃料費が高騰した。
物価上昇率が40%を超えるのは
約2年半ぶりで、
8月から6.1ポイント上昇した。
米国の利上げやトルコショックを
きっかけに
通貨安が進み、物価上昇が加速した。
・・・引用終わり・・・
40%はすごいですね。
何千%というハイパーインフレまでは
行きませんが
かなり生活に影響があるレベルです。
ちなみに、アルゼンチンの
政策金利は71.76%です。
source: tradingeconomics.com
インフレを抑えるのに
すごい勢いで金利を
上げているのが分かります。
これを見て分かることは
「インフレ = 金利上昇」
ということです。
経常収支が大幅赤字の
アルゼンチンと異なり
経常収支が黒字の日本で
これほどのインフレと金利上昇が
起こることはないと思います。
しかし、不動産投資を行っている場合
つねに、インフレと金利の動きには
注意を払っておく必要があります。
また、金利が何%になった時点で
キャッシュフローがマイナスになるか
シミュレーションを
行っておいた方がいいです。
空室や家賃下落については
自分でコントロール可能ですが
金利についてはコントロールする
方法はありません。
それだけに、不動産投資のリスクの中でも
もっとも注意を傾けておく必要があります。
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