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不動産投資にB/Sを利用する方法

2020-06-21

おはようございます。

 

アセットランク
大塚 博之です。

 

不動産投資を長く続けていると
しっくり来る言葉だと思うのが

 

「不動産投資は出口まで
成否が確定しない」

 

とはいえ、投資期間中も
その時点での成否をチェックして
状況把握を行う必要はあります。

 

そんな時に便利なのが
B/S(バランスシート)を
利用して確認する方法です。

 

今日は、不動産投資に
バランスシートを
利用する方法についてです。

 

 

一般的なB/S

 

B/Sに慣れている場合には
B/Sが非常に便利なツールだと
感じられると思います。

 

ただ、慣れていない場合には
何となく、とっつきにくい
イメージを持っているかもしれません。

 

その理由は、こんな一般的な
B/Sを思い浮かべるからだと思います。

 

一般的なバランスシートサンプル

 

確かに、色々な項目があって
理解するには少し勉強が必要です。

 

ただ、不動産投資の状況を
簡単に把握するには
ここまでの情報は不要です。

 

 

不動産投資のB/Sサンプル

 

では、不動産投資の状況を
把握する為に必要なB/Sとは
どのような物でしょうか。

 

1例は以下のようなB/Sです。

 

最初に紹介した一般的な
バランスシートと比較すると
項目も減って見やすいと思います。

 

不動産投資バランスシートサンプル

 

さらにこの項目の中でも
注目すべきは赤枠の部分です。

 

 

B/Sのポイント

 

赤枠で囲われているのは
以下の3項目です。

 

1.不動産(残存価格)
2.純資産合計
3.利益余剰金

 

1.不動産(残存価格)

 

この項目は、不動産の時価を
表す項目です。

 

今回のサンプルB/Sでは
取得価格から減価償却累計額を
引いた価格を時価(残存価格)
としています。

 

不動産価格は投資中
一定ではありません。

 

多くの場合、建物は経年劣化によって
価値を下げていきます。

 

それだけに、現在価値を
把握しておくのは重要です。

 

B/Sを利用すれば1目で
状況を把握できます。

 

2.純資産合計は最後に
ご説明しますので一端飛ばします。

 

3.利益余剰金

 

この項目は、不動産投資から
どれだけ利益を得られたかを
表しています。

 

この金額がプラスの間は
不動産投資から利益が
得られています。

 

逆にマイナスになった場合は
投資としては失敗になります。

 

この項目が増加している事が
不動産投資を進める上で
絶対条件になります。

 

  

不動産投資の目的

 

最後に、2.純資産合計です。

 

不動産投資は投資する人の
立場によって色々な目的で
行われます。

 

節税、資産保全等

 

しかし、不動産投資を
純粋な投資として
考えた場合の目的は

 

「純資産合計を増加させる」
ことです。

 

純資産が投資開始前と比較して
どれだけ増加しているかは
投資を継続する為に注目すべき
最大のポイントになります。

 

ここまでに紹介した
3項目を確認することで
投資の成否をある程度
把握しておくことが可能です。

 

 

バランスシートと書くと難しく
考えてしまいがちですが
重要な項目だけ理解できれば
簡単で、非常に便利です。

 

ぜひ、ご自分の投資実績を
B/Sを通して確認する機会に
していただければと思います。

 


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