歴史から学ぶ不動産投資
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
今日は、不動産投資からは少し離れて、
不動産投資にも影響を与える
未来の経済を歴史から学べる
1冊を紹介したいと思います。
ベストセラーになったので
読まれているかもしれません。
■世界史(上巻)
https://assetranksimulator.
■世界史(下巻)
https://assetranksimulator.
示唆に富む箇所は多くありますが
一部を紹介すると
世界史(下巻)「価格革命」という章の
一文で
「物価は、約四倍にも上がったことが判明している」
1500年~1650年にかけてメキシコなどの金銀が
ヨーロッパに流入、
特に、当時覇権を握っていスペインでは
流入量が多く物価が4倍にも上がったことについて
書かれた部分です。
当時、紙幣の役割をはたす金銀が増加し
交換すべき商品の生産が間に合わずインフレに
陥った状況について書かれています。
生産性向上で物が溢れる現代の
金融緩和に直接は結びつけられませんが、
非常に示唆に富む箇所だと思います。
世界史(下巻)に、こんな一文もあります。
「伝統的な経済諸関係を深く揺さぶるに
充分な力をもっていた。
一定の収入をもつ人々は、深刻な購買力不足に陥り、
一方事業に携わる人々はしばしば金を儲けた。
それはその人たちの扱う商品の価格が上昇する
傾向にあったからである。」
この一文もインフレを意識した時に
どのような立ち居振る舞いが必要かの
ヒントになります。
確かに、500年前と現在では状況が違います。
しかし、歴史は形を変えて
螺旋階段を上るように繰返すことも事実です。
■世界史(上巻)
https://assetranksimulator.
■世界史(下巻)
https://assetranksimulator.
経済以外の視点でも、非常に気づきの多い本です。