固定期間中の借り換えをシミュレーションする
不動産投資を続けて、自分自身の属性が上がると
こんな場面に遭遇するかもしれません。
『○○の物件のローンを借り換えてもらえれば
金利○%でお貸ししますよ』
『お、いいな、借り換えようかな』
と思ってしまいそうです。
しかし、冷静になって考える必要があるのが
・ 固定期間中での解約は違約金が発生する点
・ 借り換え後のローンに、再度、印紙税などがかかる点
特に違約金は、某政府系金融機関では5%という
違約金を求められた場合もあるようです。
(全期間固定35年で、実際あった例)
5%は極端な例にしても、2%、3%という例は結構あるようです。
例えば 5000万円 30年(固定15年)金利2.8%のローンを
5年後に借換 金利2.3%になる場合で考えてみると
金利 総返済額
▼借換なし 2.8% 73,960,770
▼5年後借換 2.3% 70,351,039
約350万円支払が少なくなります。
しかし、先ほど書いたように違約金を
考慮する必要があります。
違約金(借換時元金 45,496,266円)
・ 1% 454,962
・ 2% 909,924
・ 3% 1,364,886
・ 4% 1,819,848
・ 5% 2,274,820
+約15万円~20万円程度 ローン借換時の手数料がかかります。
今回の場合違約金を5%払っても借り換えた方が
得になります。
ただし、借り換え時に数百万円単位でお金が必要になります。
支払利息が減少することによって、このお金を回収できるのは
数十年後です。
このように分析していくと、固定期間中の借換は
かなりの金利差がないとメリットが少ないことがわかります。
繰上返済のシミュレーションも楽々できる
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