銀行が融資をする際の条件
2014-10-11
収益シミュレーションをすると
しっかり収益がでるのに、
融資の申し込みをしても、銀行から
まったくいい返事がもらえない。
こんな経験をされたことがあるかもしれません。
こんな場合の融資を受けられない原因の1つは
『シミュレーションの設定条件がずれている』
ことです。
不動産投資シミュレーションをする場合
取得の諸費用、固定資産税など維持費用は
投資する直前まで分からない場合が多いです。
また、空室率などについても、未来を予測するのは
非常に困難(まず不可能)です。
つまり、融資の申し込みをする時点では
概算でしかシミュレーションができないということです。
この概算で入れるシミュレーションの設定条件が
ずれているといい物件と思っても、
銀行のシミュレーションの設定条件と大きくずれて
うまく融資を受けられない可能性があります。
では、どのような設定条件でシミュレーションをする
といいのかを書くと
◆ 物件取得費用 → 物件価格の7~10%
◆ 維持管理費 → 家賃の15~20%
◆ 空室率 → 15~20%
◆ ローン年数 → (法定耐用年数-築年数より短い年数)
◆ 金利 → 3~4%
この範囲内ならば、銀行のシミュレーション条件と
大きくずれる可能性は低いです。
細かい条件は銀行の内部でしか分からない為
上の数値のできるだけ厳しい条件で
シミュレーションをすることをお勧めします。
できるだけ厳しい条件で計算して
DCRがある一定以上の数値であれば
融資を受けられる可能性が高まります。
DCRの詳細について、次回メールに続けます。
DCRを考慮したシミュレーションも可能な
アセットランクシミュレーターの無料IDはこちらから取得できます。
←「大家さんに影響を与える金利上昇のタイミング」前の記事へ 次の記事へ「銀行はこんな物件には融資しない」→