銀行はこんな物件には融資しない
2014-10-18
今日は、銀行の融資について書きます。
結論から書くと
『DCRが1.2を下回った物件には融資しません』
DCRとは(Debt Coverage Ratio)
『ネット収入(年) / 支払額(年)』
年間ネット収入を年間の元利返済額(ADS)で割り出した数値です。
不動産投資によるリスクを回避するための指標です。
ローン返済額の何倍ぐらいの実質収入があるかを判断できます。
投資計画における安全性を確認する大きな目安となっています。
この数値は高い方がより安全性が高いと判断できます。
銀行が融資する際に考えることは
『とにかく、絶対にとりっぱぐれないようにする』
ということです。
DCRが1.2を下回るような物件だと
・ わずかに空室率が増えて家賃収入が減った
・ わずかに金利が上がって支払額が増えた
というだけでデフォルトのリスクが高まります。
私たち投資家は、とかくリターンのことばかり
中心に考えます。
しかし、銀行はリスク(デフォルト)を
いかに回避するかを中心に考えます。
このギャップが融資を受ける際の大きな壁となります。
銀行の立場になって、投資の説明をするならば
『この物件(わたし)はいかにデフォルトの
リスクが低くしっかり返済しますよ。』
という視点に立つ必要があります。
投資の全期間でDCRが1.2以上であることは
不動産投資を考える上で必須といえます。
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