不動産投資で必要な時間軸の考え方
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
投資物件を購入する際に
重要な基準になるのが
「利回り」です。
・ 表面利回り
・ 実質利回り
・ FCR
など色々な利回りを使って
投資するか、しないかの判断をします。
ただ、この3つの利回りとも
大きな弱点があります。
その弱点とは
「時間による変化を考慮できない」
ことです。
不動産投資(大家業)は1日、2日で
終わるものではなく
10年、20年という単位で続きます。
10年、20年の間に
家賃、維持費、空室率、金利など
不動産投資に関わる
あらゆる項目が変化します。
どんなに、現時点の利回りを評価しても
「時間について考慮されていない」
シミュレーションでは片手落ちです。
時間による変化を考慮した利回りが
『IRR』です。
IRRとは・・・
内部収益率とも言います。
一定期間のキャッシュフローを
もとに計算された利回りです。
例を使って説明します。
・ 1,000万円を投資
(1,000万円は元本割れしないと仮定)
・ 1年に100万円の収入
この場合、利回りは10%となります。
10年間 100万円の収入に変化がなければ
IRRも10%になります。
しかし、現実には2年目は90万円、3年目80万円
と毎年収入は一定ではありません。
このような変化を考慮した、時間軸の
利回りを確認する為に利用するのがIRRです。
IRRのエクセルでの計算方法は
以下の画像をご覧ください。
http://assetranksimulator.com/
画像の例では
1年目は10%だった利回りが
10年の時間軸でとらえると
9.24%となっています。
このように、利回りを考える際には
時間軸で捉える事が必要です。
時間軸で利回りを考える際に
便利なのがIRRです。
ぜひ、大塚さんの投資物件の
IRRがどのような数値になっているか
計算してみてください。