不動産投資を進める為に意識しておきたいこと
2018-11-12
先日、こんなニュースが
報道されました。
・・・以下日経新聞引用・・・
伊藤忠商事は2日、10%を出資する
中国国有企業、中国中信集団(CITIC)
の株式を減損処理し、
1433億円の損失を計上したと発表した。
・・・以日経新聞引用終わり・・・
「減損」という言葉を聞いたことが
あると思います。
簡単に説明すると
「買った時の価格より価値が下がったので
会計上損失を出す」
ということです。
例を挙げると
▼1,000万円で買った株の価値が
500万円になったので500万円減損する
▼1,000万円で買った機械で年間
50万円の売上を出すつもりだったが
実際は25万円しか売上がなかった
ので500万円減損した
こんなイメージです。
※かなり単純化しているので
実際の会計処理とは異なります。
この考え方、実は不動産投資でも
必要です。
例えば、
▼5,000万円で買った物件
今売ると3,000万円でしか売れない。
▼100万円の家賃収入を見込んで
いたけど実際は75万円だった。
こんな場合、上場企業であれば
確実に、減損対象になります。
個人の場合は、もちろん減損を厳密に
会計処理することはありません。
しかし、個人でも減損が必要な
価値しかない不動産であることは
認識しておく必要があります。
なぜなら、出口を迎えた際に、
物件の実際の価値を知らずに
売却したら、実は投資として
マイナスでした
という悲惨な結末を防ぐ為です。
不動産投資を始めたら、最低でも
1年単位で、現在の物件価値を調べて
その価格で出口を迎えた場合に
投資として成功できるのかを
しっかりシミュ―レーションして
出口戦略を立てることが重要です。
←「不動産投資に影響を与える「金利上昇」と「インフレ率」」前の記事へ 次の記事へ「サブリースを上手く利用する方法」→