アメリカの利上げについて考える
2018-10-02
アメリカ(FRB)が9月26日に
利上げを決定しました。
以下引用 日本経済新聞
米連邦準備理事会(FRB)は26日、
短期金利の指標である
フェデラルファンド(FF)
金利の誘導目標を0.25%引き上げ、
年2.00~2.25%とすると決めた。
利上げは3カ月ぶりで、
年内さらに1回、
2019年中にも3回の
追加利上げを見込む。
引用終わり
だいたい予想通りに利上げを
行いました。
では、金利が上がるとどのような
影響があるのか考えてみます。
1.銀行の預金金利が上がる
2.銀行の借入金利が上がる
3.株価が下落(理論的には)
4.不動産が下落(理論的には)
5.通貨が上昇(ドル高)
大きな影響は、
こんなところでしょうか。
1と5を除いては基本的に
金利を上げることは
「経済にマイナスの影響を与えます」
では、なぜ、それが分かっていて
金利を計画的に上げていくのか?
大きな目的は2つあります。
1.異常な好景気(バブル)を抑制
及びインフレ抑制の為
2.景気が悪くなった時に金利を
下げるバッファを設ける為
これを簡単に言えば、
金利を操作することで
「景気の凸凹を小さくする
コントロールをしている」
ということです。
利上げを計画的に続けることで、
アメリカは景気が悪くなった際に
金利を下げる余地を作ることが
できました。
それに対して、日本は、量的緩和も
収束できておらず
景気が悪くなった際に対策をとる
余地はほぼありません。
不動産投資を進めていると、
金利が低いことはいいことですが
景気全般や景気の凸凹を
無くすことを考えると、
単純にそうとも言えません。
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