不動産投資で金利上昇が怖い2つの理由
2018-01-27
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
今日は金利と不動産投資の
関係性について考えたいと思います。
低金利だと忘れがちですが
不動産投資のリスクを考えた時に
空室リスクの次に怖いのが
「金利上昇」です。
金利上昇が不動産投資に与える影響で、
まず、思いつくのが
金利が上昇し、返済額が増加することです。
例えば、 4,000万円借入して10年後に
金利が1.5%⇒2%に上がるだけでも
年間15万円以上支払いが増えます。
借入額が多いほど金利上昇は
不動産経営に大きな影響を与えます。
そして、見過ごしてしまいがちですが、
もう1つリスクがあります。
それは、金利上昇による
「物件価格下落」です。
金利上昇 ⇒ 物件価格下落
は以下のようにして起こります。
▼ 金利が上昇する
↓
▼ 支払利息が増加する
↓
▼ 収益をあげるのにより高い利回りが必要になる
↓
▼ 低利回り(物件価格が高い)が売れなくなる
↓
▼ 物件価格の相場が下落する
↓
▼ 所有している物件の価格も下落する
このような流れで物件価格が低下します。
金利上昇は、不動産投資にとって
大きなマイナスです。
このマイナスを打ち消すには
家賃の上昇が必要です。
家賃上昇のない状況での
金利上昇は収益に大きなインパクトを与えます。
低金利が続いている、今だからこそ
金利動向のチェックを行うのはもちろん
どの程度の金利変動まで耐えられるかを
シミュレーションしておく必要があります。
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