利回りの高い物件ほどいい物件は本当か?
2017-12-09
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
不動産投資でもっともよく
使われる指標は
「利回り」です。
例えば
「利回り10%以上の物件が欲しい」
などは不動産投資家、大家さん
は頻繁に使うフレーズです。
ただ、意外と利回りの意味を
しっかり理解しないで使っている方も多いです。
例えば、こんな質問をしてみます。
「あなたは、1,2のどちらに投資しますか」
1.東京港区の利回り10%
2.人口20万人の地方都市の利回り10%
迷わず、「港区の利回り10%」を
選ぶと思います。
では、なぜ、悩むことなく
選ぶことができるのか?
不動産投資のリスクとして考えらえる
▼ 空室率
▼ 家賃の下落率
▼ 物件価値の下落率
これらのリスクを港区と地方都市で
こんな風に判断しています。
「同じ利回りならば、リスクの低い港区がいい」
と直感的に選んでいるのです。
しかし、現実には港区の利回りは5%あれば
いい方だと思います。
この時に地方都市が10%の利回りならば
魅力的な投資に映るかも知れません。
この例から分かるのは
「利回りはリスクが大きい場合には高く
リスクが少ない場合には低くなる」
のが基本であるということです。
利回りを語るとき、その裏側にある
リスクについて、じっくり思考する。
この時にはじめて物件間の利回り
比較が有効に作用し始めます。
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