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黒田総裁の不動産融資に関する記事

2019-03-17              

    

 日銀の金融政策決定会合後の

 黒田日銀総裁の記者会見の

 

 記者の質問への回答で

 不動産の融資についての

 現状認識が分かる部分が

 ありましたのでご紹介します。

 

 

 ・・日経新聞引用・・

 

 黒田日銀総裁会見の要旨

 
 
 問 不動産融資の過熱感は。
 
 答 不動産市場全体として、

 バブル期にみられたような

 全国的な過熱感は

 うかがわれないものの、

 

 大都市の不動産価格は

 上昇傾向が続いている。

 

 人口動態や経済活動の

 地域間格差といった問題に加え、

 海外投資家の取引が増加し、

 

 大都市圏で国内と海外の

 不動産市場の連動性が

 高まっているといったような

 要因も影響している。

 

 金融機関の不動産融資は期間が

 非常に長いので、

 

 入り口審査だけでなく

 中間の管理を十分していく

 ことが重要だ。

  

 考査時に金融機関との対話を通じ

 リスク管理していくことを

 促している。

 

 不動産市場の動向と金融機関側の

 融資については両面から

 注視していきたい。

 

 ・・引用終わり・・

 

 

 少し長いので

 ポイントを整理すると

 

 ▼地方は不動産の割高感ないが、

  東京、大阪などの、

  都市圏はかなり上昇している。

 

 ▼海外の不動産は日本の

  大都市よりもっと高い

  (低利回)ので

 

  海外から日本の市場に

  お金が流れ込んでいる。

 

 ▼銀行は低金利で収益が

  少ない中で不動産へ

  強気の融資をしてきたが

 

  20年、30年と長い

  不動産融資の事を考えると

  もう少し慎重に融資を

  考えるべき

 

 ▼金融緩和は止められないので

  金融機関への調査等を通じて

  将来的に焦げ付きの出るような

  融資については防止していく

 

 

 纏めると、このような趣旨の

 発言になります。

 

 

 ここから読み解けるのは

 

 1.不動産は過去と比較

   するとかなり割高に

   なっているので

   これ以上の上昇はしなそう。

 

 2.金利は直ぐには上昇しなそう。

 

 3.融資審査は厳しく

   なっていきそう

 

 ということです。

 

 

 日銀の政策決定会合という

 マクロ的なニュースにも

 

 不動産投資やシミュレーションに

 必要な情報が散りばめられている

 場合があります。

 

 2019年~2020年前半位までは

 1.~3.の流れで行くのでは

 ないかと考えています。

 

 


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