売却価格(現在価値)がわかる、裏テクニック2
◆前回のメールで、キャップレートを使って
売却可能価格を調べる方法について
お伝えしました。
今日は、積算価格法を使って計算する
テクニックをお伝えします。
◆積算価格法とは
▼ 積算価格法
土地価格(路線価)と建物価格を足して
現在価格を割り出し、物件価格と比較する方法
例
路線価1㎡ 10万円 新築時建物価格 5000万円
土地広さ 100㎡ 経済耐用年数 35年
築10年
土地価格 100㎡X10万円+
建物価格 (5000万÷35年X(35年-10年))
約4571万円が積算価格
◆この計算式を使って売却可能価格を
計算する方法は、
(35年【耐用年数】-10年【築年数】)
の部分を
(35年-(売却予定年-購入年))
に変更して計算します。
例
2005年築 2010年売却予定
5000万÷35年X(35年-(2010-2005))
=4285万円
上記が建物の積算価格となります。
この価格を使って2010年に売却すると
過程して計算します。
『アセットランクシミュレーター』を使って
計算する場合には
積算価格法計算画面の耐用年数の部分に、
『耐用年数-(売却年-購入年)の年数』を
入力して計算してください。
◆この計算方法の価格を
前回、お伝えした、キャップレートで
算出した売却可能価格と比較してください。
近い数値が出た場合は、
市場で売却できる価格に
近い数値と考えられます。
もし、大きくかけ離れていた場合は
▼キャップレート価格 > 積算価格法
融資が問題になり、売却価格が
積算価格に近いところまで下がる
可能性有
積算価格とキャップレートの価格の
中間点を売却可能価格としてください。
▼キャップレート価格 < 積算価格法
融資は問題になりにくい為
キャップレートの価格で売却できる
可能性大
キャップレート算出価格を
売却可能価格としてください。
◆積算価格、キャップレートの売却可能価格を
利用してIRRがどうなるか
確認してください。
不動産投資支援ソフトAssetRankSimulatorのIDを無料で取得