いまさら聞けない、不動産投資の重要な指標(K%<FCR編)
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
今日は、不動産投資で重要な指標の
第6回目です。
前回のメールでは
「K%」について書きました。
■K%とは
「年間の元利返済額(ADS)÷ローン残高」
年間の元利返済額(ADS)のローン残高に対する割合。
借入金額に関係なく、金利と期間のみによって決まる指標。
融資金調達コスト=銀行側から見る利回りと言える指標。
前回のメールでもお伝えしましたが
K%単独ではあまり意味がありません。
これまで紹介してきた
■FCR(Free and Clear Return)
「ネット収入(年) / 総購入コスト * 100」
家賃収入とその他収入の合計値から維持管理費を
引いた額と購入時にかかった経費を割り利回化したもの。
実質収入と実質購入価格で計算されるため
利回り指標の中ではもっとも正確性が高い指標。
■CCR(Cash On Cash Return)
「キャッシュフロー / 自己資金 * 100」
投資した自己資金を手元に残る現金(キャッシュフロー)で割り
自己資金に対する投資効果を確認する指標。
と比較することでレバレッジ(借入)の効果を
簡単に比較することが可能。
比較方法は
「K% < FCR」
「K% < CCR」
であるかを確認するだけです。
上記のようにFCR、CCRがK%を上回っている場合
レバレッジ(梃子)が 正しく働いています。
しかし、
「K% > FCR」
「K% > CCR」
の場合はレバレッジ(梃子)が
マイナスに働いている状態です。
このような状態になる時は
銀行から借入をしての不動産投資は中止すべきです。
銀行から借入をして不動産投資をする場合は
「K% < FCR」
「K% < CCR」
の状態になる投資なのかを確認することが必要です。
その理由については
次回に続けます。