キャッシュフローを増やすテクニック
『このお金が、すごく不動産経営を圧迫していますね。』
現在のデフレ傾向からすると
なかなか、家賃は上げられません。
そんな時、キャッシュフローを
増加させる為に注目するのが、
運営費(月々経費)です。
運営費(月々経費)とは
固定資産税・管理費・修繕費・清掃費・
共用光熱費・点検費など、
毎月かかる経費のことです。
運営費の家賃額に対する比率(運営費比率)
が高すぎるとキャッシュフローに強烈な悪影響
をおよぼします。
なぜなら、キャッシュフローは
キャッシュフロー= 家賃収入-元利返済額-運営費-修繕費
で計算されるからです。
つまり、キャッシュフローを増加させるには
▼ 家賃額を上げる。
▼ 金利を下げる。
▼ 修繕費を下げる
そして、もうひとつの項目が
▼ 運営費(月々経費)を下げる
ことが必要になります。
では、不動産投資分析をする際に
どの程度の運営費が適正かというと、
東京圏では、固定資産税・管理費・修繕費・清掃費・
共用光熱費・点検費などの運営費は家賃の17%前後です。
(RC一棟マンションの場合)
東京圏の平均値を元に、他地域の運営比率を推測すると
東京圏と運営費の金額で変わるものは固定資産税と
家賃の何%で計算する賃貸管理費のみです。
家賃が東京圏よりも安くなることを考慮すると、
運営費比率は当然高まります。
東京圏と比較すると1.5~1.8倍位の
運営比率、25~30%前後だと推測できます。
あくまで概算値ですが、運営費が家賃の30%以上に
なっている場合は、無駄な運営費がかかっている
可能性があるので見直しが必要です。
最後にもう一度、キャッシュフローを増やす為の
方程式をまとめます。
家賃額を ↑ 増加させる
金利を ↓ 低下させる
修繕費を ↓ 低下させる
運営費を ↓ 低下させる
キャッシュフローを増減させる要素は
この4つしかありません。
家賃増加、金利低下よりも
運営費を管理することが
一番簡単だと思います。
ぜひ、この機会に運営費がどの程度
キャッシュフローに影響をあたえているか
不動産投資分析をしてみてください。
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