いまさら聞けない、不動産投資の重要な指標(LTV編)
2017-10-29
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
不動産投資の魅力はレバレッジ(梃子)の力を
株式投資などと比較すると使いやすい点です。
不動産投資は「銀行からの借入」が
梃子になります。
しかし、梃子はプラスの方向に力を発揮している間は
いいですが、
マイナスに働き始めると、破滅的な
結果をもたらします。
そんな破滅的な結果を防ぐ為にチェックの必要な
指標が「LTV」です。
■ LTV(Loan To Value)
借入金 / 物件価値*100
融資比率を表します。物件の価値に対する
借入金の比率を算出したものです。
数値が小さいほど元本の償還に対する
安全性が高いことになります。
物件の“現在”価値が借入金の残高に対して
どの程度の割合であるかを表すものです。
つまり「物件を売って借金を返せるか」
を計る指標です。
借入金の残高が物件価値を上回っている(LTV100以上)
の状態は非常にリスクの高い状態です。
万が一、何らかの理由で物件を売却する必要が
ある時に、LTVが100以上の場合には、
「借金を返せないので売却したくても、売却できない」
となりかねません。
不動産投資を続けている間はLTVを100以下の
水準に保っておく必要があります。
もし、LTV70~80の間で推移できれば
リスクの低い不動産投資が続けられます。
また、物件価値を借入が下回っている状況の為
担保としての価値も高まり、
別物件への投資を加速させることも可能です。
LTVを70~80程度で保つことはリスクを
低くすると伴に次の投資への大きな強みになります。
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