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不動産は効率の良い投資か?

2019-01-31              

    

 ビジネスを考える上で

 効率よく運営することは重要です。

 

 不動産投資もビジネスの

 1つですので、その他の

 ビジネスと比較して

 効率はどうなのかを考えます。

 

 

 効率といっても色々な視点が

 ありますので、今日は

 総資産回転率を使って比較します。

 

 総資産回転率・・

 

 「売上高 ÷ 総資産」

 

 で計算します。

 

 各業種で総資産回転率の平均を

 比較すると

 

 一番高い小売業で約1.7回

 一番低い電気業で約0.4回

 

 です。

 

 参考に、日経新聞に

 こんな記事がありました。

 

 

 ・・日経新聞引用・・

 

 アジアの借金、世界の4割

 中国6倍、リスク現実に

  

 売上高と資産を比較する

 「総資産回転率」を世界企業

 ではじくと17年度は0.63回だ。

  

 高いほど効率的だが、

 10年前の0.74回から低下した。

 

 

 ・・引用終わり・・

 

  

 この記事は、借入が増加して

 いるわりには売上が増加しておらず

 総資産回転率が落ちているという

 記事です。

 

 

 では、不動産投資の

 総資産回転率を考えてみます。

 

 高利回の1つの基準の

 表面利回10%

 で考えてみます。

 

 1億円の物件に対して10%

 の利回だとすると1千万円の

 家賃収入です。

 

 この際の総資産回転率は

  

 1千万円 ÷ 1億円 = 0.1

 

 0.1回転です。

 

 とてつもない低さなのが

 分かります。

 

 この数値を考えても

 

 不動産投資は

 

 「効率の良い事業ではない」

 

 と断言できます。

 

 

 では、なぜ、私も含めて

 不動産投資を魅力的に思う人が

 多くいるのか。

 

 その理由は、他の事業と比較して

 資産評価がしやすいことが

 1つの理由です。

 

 つまり、売りやすく、

 一般的に資産価値が高い

 物が資産に計上されている

 ということです。

 

   

 不動産投資の場合、土地、建物

 など市場が出来上がっており、

 比較的売買しやすです。

 

 それに対して、商品などの

 棚卸資産、工場の設備などは、

 直ぐに売ることが難しく

 資産の評価が難しいです。

 

 

 不動産投資がミドルリスク・

 ミドルリターンと言われる

 所以はここにあります。

 

 けっして効率の良い商売では

 ありませんが、リスクは

 他の商売と比較して低く抑える

 ことのできる商売と言えます。

 

 

 


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