金利と物件価格の逆相関
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
最近、一雨ごとに涼しく
なってきましたね。
9月24日(月)は
中秋の名月でした。
当日、雲がかかっており
なかなか見えなかったのですが
20時頃からは見えたり
雲に隠れたりしながら
楽しむことができました。
昔の人は物質的には
何もないなかで
色々な楽しみを
工夫していたんだなと
そんなことを考えながら
季節を意識して空を見上げるのも
いいものだな思いました。
さて、今日は、金利と物件価格の関係
について考えたいと思います。
結論から書くと
▼金利上がる → 物件価格下がる
▼金利下がる → 物件価格上がる
という逆相関になります。
今の不動産価格を考えると、その関係が
成り立っているのが分かります。
アベノミクスが導入される
2012年12月の少し前
2011年6月からのフラット35の
金利推移と
住宅総合指数(マンション)を
比較してみるとよくわかります。
金利が下がるのから少し遅れて
物件価格が上昇して
いくのが分かります。
金利と不動産価格は逆相関などと
書くと難しそうに感じますが
単純に考えればごく当たり前です。
金利が下がれば
ローンの総支払額が下がる
↓
その分を物件価格に上乗せして買える
この関係が分かってくると
今後の物件価格も
何となく予測できます。
先ほどのグラフを見てもらうと
分かりますが
フラット35の金利は2017年9月を底に
上昇に転じています。
そこから考えると、逆相関にある
物件価格は、
横ばいになるか、下落傾向になっていく
可能性のあることが分かります。
もちろん、物件価格を決める
要素は金利だけではありません。
しかし、物件価格を占う上で
もっとも重要なファクターの1つは
金利であることは間違いありません。