不動産投資と税金(総合課税制度)
2018-04-07
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
前回のメールセミナー(累進課税制度 )では
税金が不動産投資家、大家さんの最大の悩みとなる
理由について、税制度の視点からお伝えしました。
今日は税負担を重くする、もう1つの制度
「総合課税制度」について書きます。
総合課税制度とは・・・
各種の所得金額を合計して
所得税額を計算するというものです。
詳しくは国税庁HPを確認してください。
国税庁のHPを見てわかるように総合課税制度には
事業所得、給与所得
そして、不動産所得も入ります。
では、総合課税制度が不動産投資の税金支払に
どのような影響を与えるかの具体例を挙げます。
【総合課税なし 不動産所得のみの税額】
↓
詳細はこちら
【総合課税あり 不動産+給与所得(500万円)の税額】
↓
詳細はこちら
同じ650万円程度の不動産所得でも
給与所得など他の所得が500万円ある場合
なんと、年間40万円程度
税金支払額が多くなります。
給与と総合課税されることで
これだけ多くの税金を支払うことになります。
総合課税の影響の大きさか分かります。
今回の例は500万円の給与所得でしたが
これが、1,000万円、2,000万円と増加することで
前回のメールセミナーでご紹介した累進課税制度の
影響が大きくなり、さらに税金支払が重くなっていきます。
「累進課税制度」と「総合課税制度」の2つが影響しあうことで
不動産投資で成功すればするほど税負担が重くなります。
不動産投資最大のコストと言える税金のルールを
理解することは、不動産投資を長く続けるには必須です。
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