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学生向け賃貸物件へ投資するリスク(2011年3月のメルマガです)

2013-07-28              

    

『受験日、合格発表日と忙しくなるんですけど
 今年は、全然忙しくなかったんですよ』

 

例年に比較して学生向け物件の
入居希望者が少ないと不動産屋さんが
嘆いている時にでた言葉です。

 

▼ 仕送り額の推移

 

・1996年  124000円 (内 家賃額 56000円)

 
・2000年  119300円 (内 家賃額 59600円)

 

・2004年  105000円 (内 家賃額 61100円)

 

・2008年   95700円   (内 家賃額 59700円)

 

このデーターを見て気がつくのは
仕送り額が減っているにも関わらず
ほとんど家賃額が変わってこなかったことです。

 

つまり、家賃以外の生活費を
削っていたということです。

 

しかし、生活費を削るのも
限界に達しつつあります。

 

2008年の生活費は36000円しかありません。

 

次にターゲットになるのは
当然、家賃です。

 

家賃がターゲットになった場合

 

1 家賃の安い部屋に住まわせる

 

2 自宅から通わせるようにする

 

この2つの方法がとられます。

 

2を選択したことがあらわれたのが
『受験日、合格発表日と忙しくなるんですけど
 今年は、全然忙しくなかったんですよ』

 

という話しです。

 

仕送り額が増える見込みがない
ことを考えると

 

学生だけしか入居する見込みのない物件は

 

◆ 家賃下落

 

◆ 空き室増加

 

が他の物件に比較して急になる
可能性があります。

 

学生向けの物件に投資する場合
このリスクを十分に考えた

 

◆ 空き室率を高めに設定する

 

◆ 家賃下落額を高めに設定する

 

計画、シミュレーションをした上で
投資判断をする必要があります。

 

 

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