クラウド型不動産投資ツール アセットランクシミュレーター 2009年から5,006人以上の投資家さん、大家さんにご利用いただいています。投資検討(利回り・キャッシュフロー・返済分析等)から売却戦略(IRR・売却キャッシュフロー等)迄のトータルなシミュレーション・分析・管理を行える不動産投資ソフトです

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不動産投資で破綻しない為に重要な指標

2016-10-15

おはようございます。

 

 

アセットランク.Com
大塚 博之です。

 

 

不動産投資、大家業が破綻する
典型的なパターンは

 

 

『家賃収入 < 返済額+管理費』

 

 

の形になった時です。

 

 

では、不動産投資を続けるために
このようなパターンにならない為に

 

 

チェックし続ける必要のある指標が

 

 

『BE%』 です。

 

 

BE%・・・

 

 

『(維持管理費合計 + 支払額(年)) / 潜在的総収入(年)*100』

 

 

損益分岐点を求めることにより
投資の安全性が確認できます。

 

 

数値が低いほど安全性が高いです。

 

 

例えば、この数値が50%ならば家賃収入が約半分に
なっても破綻しないという判断ができます。

 

 

BE%は1年だけ見てもあまり意味がありません。

 

 

以下の図のように

 

 

時系列で把握しておくことが重要です。

 

 

理由は、

 

 

『設備の老朽化等で家賃収入は、年々減少し、
修繕費等の管理費が増えてていく可能性が高い』

 

 

からです。

 

 

BE%は目安として70%以下であれば
健全な賃貸経営がされていると判断できます。

 

 

70%以上の場合は、家賃下落、空室率増加など、
変化に弱い状況になっていると言えます。

 

 

家賃がどこまで下落したら、
BE%が70%を上回るのか?

 

 

空室率がどこまで増加したら
BE%が70%を上回るのか?

 

 

をチェックすることで
安定した賃貸経営が可能になります。

 

 

債務超過の罠とは

2016-10-02

おはようございます。

 
アセットランク.Com
大塚 博之です。

 

貯金もあって、そこそこお金のあるつもりが
実は、財政的に非常にピンチだった。

 
こんなことが起こる人は
どんな人でしょうか?

 

下のリンクより確認いただける図は

 
個人の資産を貸借対照表(バランスシート)
にしたものです。

 
http://assetranksimulator.com/kojin

 
『お金持ち』『貧乏』などを判断する時には
表の向かって左側の現預金や不動産の額で
判断してしまいがちです。

 
しかし、重要なのは
赤枠で囲っている純資産の部分です。

 
この額が大きければ大きいほど
お金持ちと言えます。

 
では、貯金もあって、そこそこお金のあるつもりが
実は、財政的に非常にピンチだった。

 
となってしまうのは、どんなパターンの時でしょうか?

 
以下のリンクのようなパターンです。

 

http://assetranksimulator.com/kojin2

 
最初の貸借対照表と何が違うのか?

 

■ 不動産 3500万円 ⇒ 2000万円

 
■ 純資産 1000万円 ⇒ △500万円

 
不動産の価値が下がったことが原因で
純資産がマイナスになっています。

 
このようなパターンは、どんな時に起こるのか?

 
『3500万円で購入した自宅が
市場価格(時価)は2000万円しかない』

 
このようなパターンは自宅を住宅ローンで
購入した場合に、知らないうちに多くの人に
起こっています。

 
このようなパターンに陥らない為には

 
■ 不動産の市場価格(時価)に気を配る

 
■ 目に見える資産を増やすことではなく
純資産を増やすことに主眼を置く

 
ことが重要です。

 

 

不動産投資で必要な時間軸の考え方

2016-05-22

おはようございます。

 
アセットランク.Com
大塚 博之です。

 
投資物件を購入する際に
重要な基準になるのが

 
「利回り」です。

 
・ 表面利回り
・ 実質利回り
・ FCR

 
など色々な利回りを使って
投資するか、しないかの判断をします。

 
ただ、この3つの利回りとも
大きな弱点があります。

 
その弱点とは

 
「時間による変化を考慮できない」
ことです。

 

不動産投資(大家業)は1日、2日で
終わるものではなく

 
10年、20年という単位で続きます。

 
10年、20年の間に
家賃、維持費、空室率、金利など

 
不動産投資に関わる
あらゆる項目が変化します。

 
どんなに、現時点の利回りを評価しても

 
「時間について考慮されていない」
シミュレーションでは片手落ちです。

 

時間による変化を考慮した利回りが

 
『IRR』です。

 
IRRとは・・・

 
内部収益率とも言います。
一定期間のキャッシュフローを
もとに計算された利回りです。

 

例を使って説明します。

 

・ 1,000万円を投資
(1,000万円は元本割れしないと仮定)

 
・ 1年に100万円の収入

 
この場合、利回りは10%となります。

 
10年間 100万円の収入に変化がなければ
IRRも10%になります。

 
しかし、現実には2年目は90万円、3年目80万円
と毎年収入は一定ではありません。

 
このような変化を考慮した、時間軸の
利回りを確認する為に利用するのがIRRです。

 
IRRのエクセルでの計算方法は
以下の画像をご覧ください。

 
http://assetranksimulator.com/irr

 

画像の例では
1年目は10%だった利回りが

 
10年の時間軸でとらえると
9.24%となっています。

 
このように、利回りを考える際には
時間軸で捉える事が必要です。

 
時間軸で利回りを考える際に
便利なのがIRRです。

 
ぜひ、大塚さんの投資物件の
IRRがどのような数値になっているか
計算してみてください。

 

 

ワンルームマンション投資は本当に手軽か?

2016-05-14

おはようございます。

 
アセットランク.Com
大塚 博之です。

 

手軽さから、最初の不動産投資は

 
「ワンルーム(1R)マンション」
という方も多いと思います。
 
1Rへの投資方法を大きく種別すると

 

■ 新築1Rに

 
・ 全額自己資金で投資
・ 借入(レバレッジ)して投資

■ 中古1Rに

 
・ 全額自己資金で投資
・ 借入(レバレッジ)して投資

 

の4つの選択肢が考えられます。

 
今日は、この4つの投資の長所、短所
を考えます。
 
1R投資の中でも

 
もっとも手軽な不動産投資が
新築への投資です。

 
新聞広告を見て、電話すれば
すぐに売ってくれます。

 

しかし、投資としては

 
▼ 自己資金で投資  ⇒  REITと同等程度の低年利

 
▼ レバレッジでの投資⇒  毎年続く赤字キャッシュフロー

 

と、まったく投資になりません。
 
次に、中古1Rマンションの投資を考えると

 
▼ 自己資金で投資  ⇒  REIT+2~3%程度の年利

 

 
▼ レバレッジでの投資⇒  投資効率は上がるが、再投資をしにくくなる可能性大
 
自己資金のみで投資した場合
極端に高い利回りは望めませんが

 

・ インフレ時に資産保全できる

 
・ 場所等 分散投資しやすい

 
・ 金利上昇の心配をしなくていい

 
などメリットも十分にあります。
 
レバレッジで投資した場合

 
土地持ち分が少なく、売却対象も投資家に限られる
1Rマンションは銀行にとって、担保価値がありません。

 
その、担保価値を持たない物件に

 
貸出をするのは

 
「本人の将来の収入を担保に貸している」
ということです。

 

将来、その人が稼げるであろう給与所得など
を担保に貸出をしています。

 
つまり、自分自身の与信がなくなった時点で
借入できなくなり、次の投資ができなくなる
可能性が高くなります。

 

また、BE% =(維持管理費+借入支払)/収入

 
が高くなり、金利上昇時に、脆弱である
ことも気になります。

 

ここからは、私なりの意見ですが
1Rマンションに投資するならば

 
『中古1Rに自己資金で投資』する

 
のがリスクとリターンのバランスから
いいと考えています。
 
1Rマンション投資に否定的な意見が多いですが
しっかりシミュレーションをして

 
投資の仕方を工夫すれば良い投資になる
可能性があります。

 

 

売却価格が妥当か知る方法(収益還元法編)

2016-05-01

おはようございます。

 

 

アセットランク.Com
大塚 博之です。

 

 

不動産投資で成功するには

 

 

『安い値段で物件を購入すること』

 

 

と同じくらい

 

 

『高い値段で物件を売却すること』

 

 

が重要です。

 

 

ただ、いくらなら売れるのかを
知るのはなかなか難しいです。

 

 

では、どうやったら知ることができるのか?

 

 

大きく2つの方法があります。

 

 

▼ 収益還元法で計算する

 

 

▼ 積算価格法で計算する

 

 

今日は、収益還元法で計算する
方法について例を使ってお伝えします。

 

 

山下さんは、ネット関連事業で成功し
その利益を元手に、

 

 

2003年1月 横浜市旭区に
RC 築12年の物件を
1億2千万円で購入しました。

 

 

この物件の購入時、
年間家賃収入 1080万円 満室
表面利回りは9%でした。

 

 

それから、13年間 山下さんは
賃貸経営を続けました。

 

 

しかし、ネット事業も成熟し
事業を継続する為には、どうしても
この物件を売却する必要がでてきました。

 

 

この時点で、物件は老朽化もあり
満室時家賃収入  920万円
空室率も22%に達していました。

 

 

山下さんは、
「いくらだったらすぐに売却できるだろう」
と悩みました。

 

 

この時の物件周辺の平均利回りは
都心部への人口流入、景気回復により
8.5%となっていました。

 

 

山下さんが売却価格を考える際に
重要なのは

 

 

1つだけのシミュレーションを
検討するのではなく

 

 

『よい場合』『普通の場合』『悪い場合』の
3種類考えることです。

 

 

これを収益還元法で考えると

 

 

▼よい場合

 

 

6.5%など8.5%の平均利回りよりも
低い表面利回りで計算する

 

 

920万円 × 78%(運営率)÷ 6.5%

 

 

=11,040万円で売却可能

 

 

▼普通の場合

 

 

8.5%の平均利回りで考える

 

 

920万円 × 78%(運営率) ÷ 8.5%

 

 

=8,442万円で売却可能

 

 

▼悪い場合

 

 

10.5%など8.5の平均利回りよりも、
高い表面利回りで計算する

 

 

920万円 × 78%(運営率) ÷10.5%
=6,834万円で売却可能

 

 

今回は、差が分かりやすいように
2%の差をつけて計算しましたが

 

 

通常1%程度の差で計算するといいです。

 

 

『良い場合』『普通の場合』『悪い場合』の
3つを想定して、それぞれのIRR,税引き後CFなど
投資効率を確認します。

 

 

家賃収入で割り戻す方法は、

 

 

売却を検討している物件と似た物件の平均利回りを
インターネット上で10件程度調べるだけで
売却価格を想定できる便利な方法です。

 

 

売却価格を検討する場合には
まず、上の方法を試してみてください。

 

 

次回(4月14日)は、収益還元法で
計算された価格と比較して、

 

 

より、現実に見合った売却価格を
導き出すために使用する

 

 

積算価格法による計算について
お届けします。

 

 

積算価格法と収益還元法どちらが重要か?

2016-04-23

おはようございます。

 
アセットランク.Com
大塚 博之です。

 
投資物件が割安か、割高か
を判断する主な方法に

 

■積算価格法

 
■収益還元法

 
があります。

 
では、積算価格法と収益還元法
どちらの方法が重要か?

 
結論から書くと

 
「どちらも重要」

 
です。

 
■積算価格法

 
過去の実績から
現在の価格を導き出すもの

 
■収益還元法

 
未来の収益から
現在の価格を導き出すもの

 
とまったく違う視点で物件の
評価ができる方法だからです。

 

積算価格法は

 
・ 建築費用

 
・ 現在の土地価格

 
という過去の実績から価格を導き出します。

 

収益還元法は

 
・ 将来のキャッシュフロー

 
という未来の実績から価格を導き出します。

つまり、

 
あくまでも過去の実績でしかなく
未来の要素を織り込んでいない

 
「積算価格」

 

 
不確定な未来予測から計算される

 
「収益還元法」

 
両社の弱みを補完するという
意味合いで

 
収益還元法と積算価格法
の2つを使って投資物件の価値を考えることで

 
より精度の高い物件本来の価値を
導くことができます。

 

 

こんな物件に、銀行は融資しない

2016-04-10

アセットランク.Com
大塚 博之です。

 

銀行は、こんな物件には融資しません。

 
『DCRが1.2より低い物件』

 
■ DCRとは(Debt Coverage Ratio)

 
・ ネット収入(年) / 支払額(年)

 
年間ネット収入を年間の元利返済額(ADS)で割り出した数値です。
不動産投資によるリスクを回避するための指標です。

 
ローン返済額の何倍ぐらいの実質収入があるかを判断できます。
投資計画における安全性を確認する大きな目安となっています。

 
この数値は高い方がより安全性が高いと判断できます。

 
銀行が融資の際に一番に考えるのは

 
「デフォルトしない」

 

違う言い方をすると

 
「とにかく、絶対にとりっぱぐれないようにする」
ということです。

 

DCRが1.2を下回るような物件だと

 

・ わずかに空室率が増えた

 
・ わずかに金利が上がって支払額が増えた

 
・ わずかに家賃額が低くなった

 
というだけでデフォルトのリスクが高まります。

 

不動産投資をすると、とかくリターンの
ことを中心に考えてしまいます。

 
しかし、銀行はリスク(デフォルト)を
いかに回避するかを中心に考えます。

 
この視点の違いが
融資を受ける際の大きな壁となります。

 
銀行の立場になって考えるならば

 

「この物件(わたし)はデフォルトの
リスクが低くしっかり返済できますよ。

 
だから安心して貸すことができますよ」

 
という語り方をする必要があります。

 

投資開始の1年目だけではなく、
10、20年とDCRが1.2以上であることは
不動産投資を考える上で必須です。

銀行融資の空室率基準は○%

2016-04-03

アセットランク.Com
大塚 博之です。

 

「銀行から借入できるかな?」

 

と思った時に

 

収益シミュレーションを行う場合のポイントは

 

『銀行が、どんな基準で収益還元法の
計算を行っているか?』

 
を意識することです。

 
そこで、今日は銀行の空室率基準について書きます。

 
多くの銀行は

 
『空室率20%』程度で
収益シミュレーションをします。

 
当然、銀行によって空室率の
基準は異なります。

 
ただ、銀行の方の話を聞いていると、

 
融資をする際の空室率の基準を
20%程度で考える場合が多いようです。

 
全国平均の空室率が16~18%程度なことを
考えると妥当な数値だと言えます。

 

しかし、空室率を20%も考慮された上で、
キャッシュフローが安定しているか?

 
を審査されることを考えると
なかなか厳しい基準です。

 

ただ、視点を変えると

 
『20%の空室率を見込んでも
キャッシュフローがプラス』

 
というのは投資する際の安心材料にもなります。

 
『空室率20%でもキャッシュフローがプラスか』

 
は投資を決定する際の1つの基準になります。

 

参考にシミュレーションをなさってください。

 

 

マスコミで演出するお金持ち

2016-03-27

おはようございます。

 

 
アセットランク.Com
大塚 博之です。

 

不動産投資をしていて思うのが

 
一般に考えられているお金持ちの定義が
間違っているのではないかということです。

 

おそらく、一般的なお金持ちのイメージは

 
マスコミによって作られている処が
大きいと思います。

 
マスコミ(テレビ)に出てくるお金持ちは

 
▼ 高級外車を何台も所有している

 
▼ 大きな家に住んでいる

 
▼ 高いワインを飲んでいる

 
▼ ブランド品に身を包んでいる

 
こんなイメージの人だと思います。

 

しかし、こんなイメージの人が
本当に、お金持ちかどうかは分かりません。

 

その理由は、お金の流れを分解してみると
分かります。

 

お金の流れを分解すると

 

1.収入

 

2.支出

 

3.ストック

 

に分解できます。

 

では、この3つがどのような状況の人が
お金持ちかというと

 
1.収入が多い

 
2.支出が少ない

 

3.ストックが多い

 

という人です。

 

つまり、

 

『大きな収入⇒少ない支出⇒ストックが大きくなる』

 
このような流れを作っている人がお金持ちと言えます。

 
ところが、テレビに出てくるお金持ち像から
分かるのは

 
『支出が多い』

 
という点だけです。

 
もしかすると、支出が多すぎて
ストックができない貧乏な人かもしれません。

 
『支出が多い=お金持ち』
ではありません。

 

 

大家さんは知っておきたい 平成28年度税制改正

2016-03-19

おはようございます。

 

 

アセットランク.Com
大塚 博之です。

 

 

平成28年度の税制改正について
昨年の12月に概要が発表されました。

 

 

今回の改正で不動産投資に影響を与えそうな項目は

 

 

『減価償却費制度の見直し』 です。

 

 

■改正内容は

 

 

平成28年4月1日以後に取得する建物附属設備及び構築物については、
定率法を廃止し、定額法のみの方法による。

 

 

これにより設備部分に定率法が利用できなくなります。
(建物部分は現在も定額法のみ)

 

 

この変更により

 

 

どの程度の影響がでるかについては
以下をご確認ください。

 

 

例 耐用年数10年、設備価格 1000万円の場合
※千円以下は記載していません

 

 

▼ 定額法

1年目 100万円
2年目 100万円
3年目 100万円
4年目 100万円
5年目 100万円

 

 

▼ 定率法

1年目 200万円
2年目 160万円
3年目 128万円
4年目 102万円
5年目  82万円

 

 

投資初期に減価償却額が大幅に
減少することが分かります。

 

 

ただし、最終的には備忘価格1円まで
定額法、定率法ともに償却されますので

 

 

どちらが得とか、損とか言うものではありません。

 

 

税金は不動産投資にとって最大のコストです。

 

 

それだけに、このような変更点は
必ず、アンテナを立てるようにしておく
必要があります。

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