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IRRの不動産投資シミュレーションが成功する為に必須な理由
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
不動産投資で成功するには
インカムゲイン(家賃収入)を
手に入れるだけでは不十分です。
理由は、売却で損をすると
インカムゲインがすべて
吹き飛んでしまう可能性があるからです。
不動産投資をする場合
売却時の収益・損失についても考慮して
投資する必要があります。
売却まで考慮した利回りを確認するには
「IRR」を利用するのが便利です。
IRRとは・・・
内部収益率とも言います。
一定期間のキャッシュフローを
もとに計算された利回りです。
これだけ読んでも分かりにくいので
例を使って説明します。
・1,000万円の物件に投資
・1年に100万円のインカムゲインが 10年間続く
この場合の年利回りは10%です。
ここに、もう1つ条件を加えます。
・10年後に物件を800万円で売却
このような場合にIRRは便利です。
売却で200万円損失が出たことで
利回りが1.44%低下しています。
この結果を見ても分かるとおり
不動産投資は売却まで考慮しないと
成功か、失敗か(本当の利回りが)判断できません。
不動産投資のシミュレーションをする場合には、
必ず、計算したい指標
「IRR」を
ぜひ、覚えておいてください。
現代の不動産投資で成功する為に必須のシミュレーション
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
前回のメールで、以下のマトリックスを使って
不動産投資の4つのパターンについて書きました。
※前回メールはこちらから確認できます。
4つのパターンの中でも
現在、不動産投資をしている
多くの投資家は
パターン2の投資をしていると思います。
このパターン2で成功する為に
特に重要な戦略指標は
▼ 税引き後キャッシュフロー累計
▼ IRR
です。
税引き後キャッシュフロー累計は
家賃収入から管理費、修繕費、税金などを 引いて、
本当に手元に残ったお金の累計です。
つまり、これがプラスであれば
不動産投資として成功していると言えます。
パターン2の投資で、税引き後キャッシュフロー累計
の確認ポイントは
『売却の損を入れてもプラスになるか』
です。
例えば
【サンプル1】
詳細はこちら
【サンプル2】
詳細はこちら
サンプル1は、キャピタルロスを考えない場合の
シミュレーションです。
2023年の税引後キャッシュフロー累計は
30,235,215円です。
ところが、同じ年に1億円の物件を
7,000万円で売却しキャピタルロスが発生すると
2023年の税引後キャッシュフロー累計は
26,598,632円になります。
キャピタルロスを考慮した場合と
しない場合では、約4,000,000円の差が出ます。
▼ インカムゲインでプラス
▼ キャピタルゲインでマイナス
の不動産投資の場合には
必ず、売却価格まで考慮にいれた
シミュレーションが必要です。
次回は、
▼ インカムゲインでプラス
▼ キャピタルゲインでマイナス
の投資の際に確認が必要な
もう1つの指標IRRについて書きます。
不動産投資の成功を決める2つの要素
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
不動産投資の成功・失敗を決める要素は
たった2つしかありません。
その2つの要素とは
▼ インカムゲイン(家賃収入)
▼ キャピタルゲイン(売却収入)
です。
不動産投資で成功する為には
この2つの要素の両方について
しっかりとした戦略を持つ必要があります。
インカムゲイン・キャピタルゲインの
2つの要素のマトリックスを作ると
この4つの組合せになります。
パターン1は文句無く成功の 不動産投資です。
しかし、なかなか、パターン1の
になる物件を探すのは大変です。
逆にパターン4は、 絶対にやってはいけない
不動産投資です。
パターン3は1990年前後のバブル期
の不動産投資の典型的なパターンです。
現在、このパターンで収益を上げられる
可能性は極めて低いと思います。
ここ10~15年の間に不動産投資を始めた
投資家の多くは
パターン2に当てはまると思います。
パターン2で成功する為の ポイントは
『インカムゲインの収益でキャピタルロス
を補えるかです。』
単純に書くと
▼ 1億円で物件を購入
↓
▼ この物件を10年後に8,000万円で売却
この投資を成功の不動産投資にするには
10年で2,000万円以上、1年200万円以上
のインカムゲインがあればいいわけです。
この例は単純で分かりやすいですが、
実際にパターン2で成功するには
▼ 税引き後キャッシュフロー累計
▼ IRR
を戦略指標にする必要があります。
次回は、この2つについてお伝えします。
成功する人の不動産投資シミュレーション
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
この仕事をしていると
「こんな計画の不動産投資をしたら
成功しますか? 失敗しますか?」
と言った、質問を受ける場合があります。
私は決まって
「わかりません」
(明らかに失敗する場合は失敗します。
と答えるので、成功の可能性がある場合にです。)
と答えます。
質問をした方は
「何だよ」
と思われるかもしれません。
しかし、正直に答えるからこそ
未来は誰にもわからないので
「わからない」
という答えになります。
ただ、この人は成功しそうだな
という人は分かります。
こんな、不動産投資しシミュレーションをする人です。
・ ベストシナリオ
・ ベターシナリオ
・ ワーストシナリオ
の3つの計画を検討する人です。
特に、上の3つの中でも重要なのが
ワーストシナリオを分析することです。
不動産投資で失敗してしまう人は
過度に楽観的な計画を立ててしまう人です。
特に、これから不動産投資の計画を
立てる時に注意が必要な項目は
・ 空室率
・ 金利
です。
ワーストシナリオでは
・ 空室率 ⇒ 現在の平均空室率+10~20%
・ 金利 ⇒ 現在の借入金利+2~4%
程度で計画を立てるといいと思います。
その計画で確認するべき
ポイントは1つだけです。
『キャッシュフローがマイナスになる年が1年も無いか』
です。
ワーストシナリオでキャッシュフローがマイナスに
ならなければ、将来、破綻する可能性は低いと考えられます。
『未来は誰にも分からない』
それだけに、悪い状況でも、
不動産投資を継続できるか
シミュレーションしておくことは重要です。
わずか0.1%の違いが成否を分ける
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
普段、「0.1%」の違いに注目することは、
まず、ありません。
例えば
▼ケーキの重さ
▼スマホの充電容量
▼土地の面積
これが0.1%多かろうが、少なかろうが
大きな影響はありません。
ところが
▼住宅購入資金
▼運転資金
▼設備投資資金
▼不動産投資資金
など借入の場合は違います。
0.1%で大きな違いがでます。
1億円を35年 元利金等
で借りた場合の支払総額は
0.1%ずつ上がる毎に
約230万円程度支払総額が増えます。
たった0.1%の違いが
車1台分の金額になります。
普段は気にかけない0.1%の違いも
借入金利に関しては
絶対に無視できない差になります。
このメールを、借入の際は「0.1%」どころか
「0.01%」の重みを心に留めて いただく機会に
していただければと思います。
トランプ相場が不動産投資に与える影響
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
不動産投資のリスクは大きく3つあります。
▼ 家賃下落リスク
▼ 空室率増加リスク
▼ 金利上昇リスク
その中でも、もっともリスクが高く
コントロールの難しいのが
▼ 金利上昇リスク
です。
トランプ相場で、金利が上昇し始めた
アメリカに引っ張られて
日本でも金利上昇の兆しがある
このタイミングで
具体的な例を挙げて、金利上昇が不動産投資の収益に
どの程度影響を与えるかについて書きます。
3つのパターンの金利変動で比較します。
▼ 10年後の税引後キャッシュフロー累計
・ 金利2.5%で変動なし ⇒ 29,128,767円
・ 金利3.5%へ5年後に上昇 ⇒ 27,800,556円
・ 金利4.5%へ5年後に上昇 ⇒ 26,326,177円
▼ 20年後の税引後キャッシュフロー累計
・ 金利2.5%で変動なし ⇒ 55,630,197円
・ 金利3.5%へ5年後に上昇 ⇒ 51,154,801円
・ 金利4.5%へ5年後に上昇 ⇒ 46,215,135円
収益に大きなインパクトのあることが分かります。
2%金利が上昇することで20年後には
1,000万円以上収益に差が出ます。
現在の低金利を考えれば2%の上昇は
十分にありえる範囲だと考えておくべきです。
金利上昇は、自分ではコントロールできない上に
収益に大きな影響を与えます。
それだけに、金利変動に関連すニュースは
十分にチェックし、先を見据えた行動が必要です。
金利上昇の影響は想像以上に大きい
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
不動産投資のリスクは大きく3つあります。
▼ 家賃下落リスク
▼ 空室率増加リスク
▼ 金利上昇リスク
その中でも、もっともリスクが高く
コントロールの難しいのが
▼ 金利上昇リスク
です。
トランプ相場で、金利が上昇し始めた
アメリカに引っ張られて
日本でも金利上昇の兆しがある
このタイミングで
具体的な例を挙げて、金利上昇が不動産投資の収益に
どの程度影響を与えるかについて書きます。
3つのパターンの金利変動で比較します。
【金利2.5%で変動なし】
詳細はこちら
【金利3.5%へ5年後に上昇】
詳細はこちら
【金利4.5%へ5年後に上昇】
▼ 10年後の税引後キャッシュフロー累計
・ 金利2.5%で変動なし ⇒ 29,128,767円
・ 金利3.5%へ5年後に上昇 ⇒ 27,800,556円
・ 金利4.5%へ5年後に上昇 ⇒ 26,326,177円
▼ 20年後の税引後キャッシュフロー累計
・ 金利2.5%で変動なし ⇒ 55,630,197円
・ 金利3.5%へ5年後に上昇 ⇒ 51,154,801円
・ 金利4.5%へ5年後に上昇 ⇒ 46,215,135円
収益に大きなインパクトのあることが分かります。
2%金利が上昇することで20年後には
1,000万円以上 収益に差が出ます。
現在の低金利を考えれば2%の上昇は
十分にありえる範囲だと考えておくべきです。
金利上昇は、自分ではコントロールできない上に
収益に大きな影響を与えます。
それだけに、金利変動に関連すニュースは
十分にチェックし、先を見据えた行動が必要です。
上級投資家を目指すならば知っておきたい指標
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
2016年も1年間ありがとうございました。
2016年最後のメルマガとなります。
今日は、上級投資家なら知っておきたい知識です。
これが分かると、ニュースで報道されている
アメリカが12月14日に0.25%利上げを行ったことで
アメリカの不動産価格が下がるのではないか?
と言われる理由が分かります。
その知識は 『イールドスプレッド(Yield spread)』
です。
イールドスプレッドとは・・・
「利回り(イールド)の差(スプレッド)」 という意味。
債券(主に10年物国債)の利回りと株式の利回りや、
不動産の利回りとの比較に使われる。
簡単に書くと
『その投資対象の利回りは、国債利回りと比較して 何%プラスαがあるか』
のことです。
例えば、
国債金利=1%
不動産投資の利回り=6%
の場合には イールドスプレッド 5% ということになります。
では、イールドスプレッド をどうやって使うかと言うと
上の表のを見ると
年々、イールドスプレッドが 大きくなっているのが分かります。
このような場合には、 投資対象としての不動産の魅力が
上昇していると言えます。
絶対安全(と言われている)国債と比較して リスクの高い、
不動産投資をしても ○%余分にリターンがあるなら美味しい。
このような考え方が 『イールドスプレッド』 です。
この考え方が分かると、
アメリカ利上げ ⇒ 国債金利上昇 ⇒ イールドスプレッド縮小
⇒ 不動産投資の魅力低下 ⇒ 魅力ある利回りまで上昇(不動産価格下落)
という論理が働くことが分かります。
投資を進める上で 国債金利が何%であるかは
重要なベンチマークになります。
地主さんの不動産投資の本当の利回り
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
やはり、土地をお持ちの方の
投資は有利だなと感じました。
地主さんが4,000万円のアパートを
建築した場合のシミュレーションです。
【投資内容とシミュレーション】
なんと、表面利回り「12.96%」を
たたき出しています。
キャッシュフローも
税引後で200万円近くあります。
4,000万円の投資で
毎年、200万円近くお金が手元に
残ることになります。
「素晴らしい投資」です。
ただ、このシミュレーションは
まやかしが含まれています。
そのまやかしとは
『土地の価格が含まれていない』
ということです。
地主さんの場合、 もともと、そこに土地があるので
土地にも価値があることを忘れがちです。
しかし、冷静に考えると
その土地を売却すれば、 数千万円単位で
売却益を得られる可能性のある資産です。
その価値ある土地を使って
不動産投資が成り立っていることになります。
つまり、収益計算(利回り)を考える際には
土地の価値も考えた上で収益計算をする必要があります。
例えば、今回のサンプル物件だと
土地の価値を入れた
表面利回りは半減します。
収益比較をする際には
この利回りと、土地+建物で買った
物件の利回りとを比較する必要があります。
もともと、あった土地に
投資物件を建築する場合には
『土地の価値も加えた利回り』
を考えることを忘れてはいけません。
思うように融資が受けられない理由
おはようございます。
アセットランク.Com
大塚 博之です。
不動産投資を進めていく上で
『融資を受ける』
ことは必須と言えます。
ただ、銀行と交渉をしていると
「こんな、いい物件なのに何で融資してくれないんだ」
という場面があるかもしれません。
こんな場合、もしかすると
『積算価格』
が低いことが原因かもしれません。
一般的な積算価格は
『建物価格 + 土地価格 = 積算価格』
で計算します。
しかし、銀行が融資の基準にする積算価格は
銀行によっても違いますが
『建物価格×0.7 + 土地価格×0.8』
というのが一般的です。
例えば、一般的な積算価格が
・建物価格 ⇒ 1,000万円
・土地価格 ⇒ 2,000万円
・積算価格 = 3,000万円
だった場合
銀行の積算価格は
・建物価格 ⇒ 1,000万円×0.7
・土地価格 ⇒ 2,000万円×0.8
・積算価格 = 2,300万円
一般的な積算価格よりも
700万円評価が低くなります。
このギャップが思い通りの
金額の融資が受けられない原因かもしれません。
銀行から借入をする場合は
借入額 < 建物価格×0.7 + 土地価格×0.8
で積算価格を計算して
融資金額が妥当かをシミュレーションしてください。
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