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不動産投資でもっとも重要な戦略とは

2016-01-31

おはようございます。

 
アセットランク.Com
大塚 博之です。
 
不動産投資の戦略で
もっとも難しいのは

 
「出口戦略」 です。
 
出口戦略として

 
・ 売却する

 
・ 更地にして再建築

 
が一般的に考えられます。
 
もっとも多く取られる方法が売却です。
 
では、出口戦略の為に

 
どの位の価格で売却できるかを
知るのにはどうしたらいいのか?

 

考えられるのは

 

▼ 売却した場合の価格を不動産屋に聞く

 
▼ 周辺同等物件の販売価格を調査する
 
しかし、この両方とも
とても手間がかかります。

 

そこで、手間のかからない
便利な方法をご紹介します。

 

『利回りを使って割り出す』

 
方法です。
 
その手順は、

 

1、不動産投資物件サイトで
所有物件と同等の物件を探す

 
2、物件の表面利回りを確認

 
3、その利回りから-1~2%した
利回りを計算

 
例 相場が8%なら6~7%

 
4、空室を考慮した家賃収入を
確認する(実質家賃収入)

 
5、実質家賃収入(年)÷計算した利回り
を計算してみる

 
例 1,000万円(実質家賃収入)÷ 7%
=14,285万円

 
6、計算で出た答えを、売却可能価格と考える
 

不動産投資物件を売却する相手は
当然、投資を目的としています。
 
投資目的の人は、利回りで
『割安か、割高か』を判断します。
 
そこで、相場より-1~2%した
利回りであれば売却できる可能性が高いと
考えて売却可能価格を計算する方法が

 
1~6の手順です。
 
利回りを-1~2%した
シビアな売却価格ですので、

 
入居率も高く、売却しやすい物件だと
考えられる場合は、

 
-幅を小さくするなどマイナス部分を
調整しながら検討してください。

 

 

利回り推移から不動産投資を考える

2016-01-17

おはようございます。

 
アセットランク.Com
大塚 博之です。
 
物件価格の上昇に伴って
2010年ごろと比較して

 
「利回りが低下」しています。
 
推移は以下のようです。
 
■東京 ワンルーム
 

2007年 5.08%
 

2008年 5.25%
 

2009年 6.41%
 

2010年 6.10%
 

2011年 5.80%
 

2012年 5.75%
 

2013年 5.40%
 

2014年 5.20%
 

2015年 5.05%
 

※CBRE調べ
 
この推移を見ると
 

今年に入って2007年頃のミニバブルの頃
と同じ利回りまで低下しているようです。

 

物件価格が高くなっているな
という実感通りのデーターです。

2009年に2,000万円で購入できた
ワンルームマンションが
 

今年は2,500万円前後まで
上昇していることになります。

 

インフレ率が低い中では
正当化できるギリギリの価格まで
上昇しています。
 
思った以上に物価、賃金が上がらない
状況を考えると、
 

価格上昇もそろそろ一服の
可能性が高くなっています。

 

今年、不動産投資をする場合には
いつも以上に価格の見極めが重要になります。

 

 

 

空室率には3種類あることをご存知ですか?

2016-01-10

不動産投資の中で
もっとも怖いリスクが

 

 

「空室」です。
 

リスクの中身を知って
始めて対策が打てます。
そこで、今日は、空室率の定義について
詳しく考えたいと思います。
 

空室率には3つの種類があります。
 

▼ 時点ベース空室率

 

 

▼ 賃料ベース空室率

 

 

▼ 稼動ベース空室率

 

 

それぞれ説明すると

 

 

 

▼時点ベース空室率

 

 

空室数÷総戸数×100

 

 

 

 

 

10室のアパートを経営
そのうち3室が空室

 

 
この場合

 

 

3÷10=30%

 

 

時点ベース空室率30%ということになります。

 

 

一般的に考えられている空室率は
「時点ベース空室率」の場合が多いです。
 

▼稼動ベース空室率
 

 

(空室数x空室期間)÷(総戸数x稼動期間)x100
 


 

 

10室のアパートを経営
そのうち2室が3ヶ月間空室

 

 

 

この場合
 

 

(2室x3ヶ月)÷(10室x12ヶ月)x100=5%
 

 

 

稼動ベース空室率5%となります。
 

 

稼働日数を加味するため
時点ベースの空室率よりも

 

 

大塚さん自身の感覚に近い
空室率になると思います。

 

 

 

▼賃料ベースの空室率

 

 

 

(予定賃料ー実入金)÷予定賃料x100

 

 

 

10室 1室12万円で賃貸住宅を経営
 

 

この場合1ヶ月に満室で受け取る賃料は
12万円Ⅹ10室=120万円となります。

 

 

しかし、1室空室があったために
実際に受け取った賃料収入は

 

 

12万円x9室=108万円でした。
 

 

(120万円-108万円)÷120万円
 

 

賃料ベースの空室率は10%となります。
 

 

全室同じ賃料の場合には、
あまり意味のない計算です。

 

 

しかし、部屋によって賃料が違う場合などは
賃料ベースの空室率で考えると、

 

 

15万円の部屋が1室空いているのと
7万円の部屋が1室空いているのでは
空室率が違ってきます。

 
不動産投資分析をする場合

 

 

一番最初の分析は、その地区の平均的な
「時点ベース空室率」で分析し、

 

 
徐々に情報が増えたら

 

 

「稼動ベース空室率」「賃料ベース空室率」
と色々分析するといいと思います。

 
空室率と一言で言っても
3つも定義があります。

 

 
不動産投資は、本当に奥の深い
一生勉強が必要なものです。

 

 
それだけに、楽しいのかもしれません。

 

 

 

 

不動産投資計画に役立つ72という数字

2016-01-04

「世界でもっとも強い力(=force)は、複利だ」

 
「複利とは人類が発明したもっとも驚くべきものだ」
 
この2つは、相対性理論で有名な
アインシュタイン博士の言葉です。
 
投資で成功するには「複利」の力を知らずに
成功できません。
 
■ 複利とは

 
100万円を5%の利子で運用した場合に
 
1年目  100万X5% = 105万

 
2年目  105万X5% = 110.25万

 
3年目  110万2,500円X5% =115.76万
 
という風に、毎年受け取る運用利回り
が増加する状態をいいます。
 
投資で成功するには、投資から受取った
お金を“再投資”するのが重要なのは

 
複利の力を利用する為です。
 
この複利を考える際に便利な数字が“72”です。
 

例えば、資産を倍に増やしたいと思った時に“72”を
思い出すだけで簡単に目標利回りを決められます。

 

期間(年) X 金利(%) = 72
 

例えば、5年で100万円を200万円にしたい場合は
 

72÷5=14.4
 

14.4%で運用すればOKということです。

 

7年間の場合は
 

72÷7=10.28%
 

となります。

 

何年後に、手元資金をいくらにしたいか
明確にするだけで目標利回りを計算できます。
 

ちなみに資金を
 

4倍にしたい場合 ⇒ 144
8倍にしたい場合 ⇒ 216

 
を当てはめれば計算できます。
 
投資をする場合
 

1 運用額を決める
 

2 運用したお金を何年後に
いくらにしたいか決める

 
3 その為に必要な利回りを決める

 

 

 

1→ 3の順序で考えます。

 

不動産投資で物件を決める際にも
1→3の順番で決めた目標利回りに
近い利回りの物件を探すことになります。

 

ただし、この際の利回りは、
表面利回りではなくIRRのことです。
 

出口(売却)まで考慮した利回りで
考える必要があります。
 

どんなに、家賃収入があっても売却損がでれば
目標利回りを達成することはできません。

不動産投資をする場合には
 

1 目標の運用利回りを決める
 


 

2 その利回りが達成できる物件か
しっかり不動産投資分析する

 

ことが重要です。

 

 

家賃が上昇しない中で収益を増やし続ける方法

2015-12-27

需要減少(人口減)と
供給過剰(新規物件増)が続く中

 
家賃を上げることは困難な状況です。
 
このような中で

 
キャッシュフロー(CF)を増加させる為に
注目すべき項目が

 
「運営費(月々経費)」です。
 
運営費(月々経費)・・・

 
固定資産税・管理費・修繕費・清掃費・
共用光熱費・点検費など、

 
定期的に必要な費用のこと

 

運営費の家賃額に対する比率(運営費比率)
が高すぎると

 
CFに強烈な悪影響をおよぼします。

 
なぜなら、

 
キャッシュフロー= 家賃収入-元利返済額-運営費-修繕費

 
で計算されるからです。
 
CFを増加させるには
 

・家賃額を上げる。
 

・金利を下げる。
 

・修繕費を下げる
 

そして、もう1つが
 

・運営費(月々経費)を下げる
 

ことです。

 

では、どの程度の運営費が適正かというと
 

東京圏(RC一棟マンションの場合)では、
 

固定資産税・管理費・修繕費・清掃費・
共用光熱費・点検費などの運営比率
 

家賃の『17%前後』です。
 
東京圏の平均を参考に、他地域の運営比率を推測すると

 
東京圏と運営費の金額で変わるものは固定資産税と
家賃の何%で計算する賃貸管理費のみです。

 
家賃が東京圏よりも安くなることを考慮すると、
運営費比率は当然高まります。

 
東京圏と比較すると1.2~1.8倍位の
運営比率、20~30%前後だと推測されます。

 

あくまで概算値ですが、運営費が家賃の
30%以上になっている場合は、

 
無駄な運営費がかかっている
可能性がある為、見直しが必要です。

最後にもう一度、CFを増やす為の
方程式をまとめます。

 
家賃額を  ↑ 増加させる

 
金利を   ↓ 低下させる

 
修繕費を  ↓ 低下させる

 
運営費を  ↓ 低下させる

 
CFを増減させる要素は
この4つしかありません。

 

家賃増加、金利低下よりも運営費を
管理する方が簡単です。

 
ぜひ、この機会に運営費がどの程度
CFに影響を与えているのか

 
不動産投資分析をしてみてください。

 

 

物件価値が上昇する3つの要因

2015-12-19

日本の物件価格は
ここ20年下落するばかりです。

 
しかし、世界を見れば

 
まだまだ、物件価格の上昇している
地域はたくさん有ります。
 
なぜ、そのような差が出るのかを
理解する為に

 
今日は、物件価格が上昇する
3つの大きな要因について書きます。

 

物件価格が上昇する3大要因は

 
■ 経済成長(GDP増加)

 
■ 人口増加

 
■ インフラ整備

 
の3つです。
 
この視点で考えると
 

日本の物件価格が上昇しない
理由も分かります。
 
■ 経済成長

 
1%に満たない低成長が続いている

 
■ 人口増加

 
将来にわたり減少

 
■ インフラ整備

 
道路、鉄道、水道、電気などの
主要インフラ整備はほぼ完了

 

土地価格が上昇しないのが
当然と言えます。

 

しかし、日本全体で見れば
上のような傾向ですが

 

特定の地域で考えると

 
■ 経済成長している

 
■ 人口が増加している

 
■ インフラ整備を進めている

 
地域はあります。
 
例えば、
 

東京湾岸地域の一部は
物件価格が上昇しました。

理由は

 
▼オリンピックに向けて
インフラ整備が進んでいる

 
▼高層マンションが建ち
人口が増加した

 
3大要因の内の2つが大きく影響しています。
 
物件価格の上昇でキャピタルゲインを得るには

 
■ 経済成長(GDP増加)

 
■ 人口増加

 
■ インフラ整備

 
の3つが伸びている地域を

 
日本、世界のどこにあるかを
考えることでチャンスが広がります。

 

 

リスクを制す者は不動産投資を制す

2015-12-06

リスクを制す者は不動産投資を制す


おはようございます。

アセットランク.Com
大塚 博之です。

 

 

不動産投資は

「長期にわたって、色々なリスクと戦いながら進める投資」

です。

 

 

数あるリスクの中で不動産投資の3大リスクと言えるのは
 

■ 空室リスク

 

■ 家賃下落リスク

 

■ 金利変動(上昇)リスク

です。

 

この3大リスク中でも見落としがちなのが

「金利変動(上昇)リスク」

 

です。

 

 

金利上昇与える影響でまず、思いつくのが
 

・金利上昇

  ↓

・利息支払額増加

  ↓

・キャッシュフロー悪化

  ↓

・収益性悪化

 

です。

 

しかし、金利上昇の影響はこれだけではありません。

 

・金利上昇

   ↓

・支払利息増加

   ↓

・収益をあげるのにより高い利回りが必要になる

   ↓

・低利回り(物件価格が高い)が売れなくなる

   ↓

・物件価格の相場が下落する

   ↓

・所有している物件の資産価値も下落する

 

インカムゲインに影響を与えるだけではなくキャピタルゲインにも影響を与えます。

 

金利上昇は、大家業にとって大きなリスクです。

 

空室、家賃の動きは日頃から注目しますが金利の動きに注目するのは忘れがちです。

 

不動産投資で成功へ向けてリスクを制する為に
 
金利動向をチェックすることは重要です。

 

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銀行から低金利で借りられる人の特徴

2015-11-29

銀行から低金利で借りられる人の特徴


不動産投資で成功する為の条件はいくつかあります。

その中でも、重要な項目は

 

 


『いかに低金利で借りられるか』

 

 

です。

 

 

では、低金利で借りられて有利に不動産投資を進められる人はどんな人か?

 

 

以下に特徴を書いてみます。

 

 

1 大手企業、公務員で年収1,000万円以上、金融資産が3,000万円以上ある人

 

 

2 3期以上黒字の会社経営者で1と同様の収入、資産条件に合う人

 

 

3 土地、建物に数千万円単位の担保余力のある人

 

 

4 賃貸経営を着実に10年以上続けている人

 

 

こんな特徴があります。

 

 

▼ 134

 

 

▼ 234

 

 

と条件が揃っている人はかなり低利で借入できると思います。

 

 

私の知人でも、条件の揃っている人は、1%を切る低利で借入をしています。

 

 

銀行が貸したい人の条件は

 

 

ただ、1つ

 

 

『絶対に貸したお金が返ってくる人』

 

 

です。

 

 

今回、書いた1~4の条件は銀行にとって貸したお金が絶対に返ってくる可能性の高い人です。

 

 

『銀行が安心して貸せる = 低利で借りられる人』

 

 

と言えます。

利回りを上昇させる為の大きな要因

2015-11-22

アセットランク.Com 不動産投資セミナー メールマガジン

 

 

利回りを上昇させる為の大きな要因


ここ数年、東京を中心に物件価格が上昇しています。

 

 

物件価格上昇 = 利回り低下

 

 

を意味します。

 

 

不動産投資家としては頭の痛い状況です。

 

 

しかし、物件価格上昇時でも利回りが低下しない場合があります。

 


それは、家賃相場も上昇している場合です。

 

 

そこで、今日は、

 

 

『家賃相場』についてチェックしていきます。


家賃推移

(資料)「住宅・土地統計調査」(総務省)

 

 

上のグラフは、30年間の家賃推移を表したものです。

 

 

1993年頃から20年間、ほぼ横ばいです。

 

 

1993年から、現在に至るまで出来事を考えてみると、横ばいであることの凄さが分かります。

 

 

・ 1998年 アジア金融危機を発端に山一證券破綻など不況

 

 

・ 2004~2006年 景気回復による不動産価格上昇ミニバブル

 

 

・ 2008年 リーマンショックによる不況

 

 

・ 2013年 アベノミクスによる景気回復

 

 

景気には、これだけの大きな波がありました。

 

 

しかし、グラフを見て分かるように家賃は、ほぼ横ばいです。

 

 

好景気で、物件価格が上昇しても
不景気で、物件価格が下落しても

 

 

家賃にはあまり影響がありませんでした

 

 

家賃に変動の無い中で、現在のように物件価格が上昇すると利回りが低下します。

 

 

家賃が横ばいの中で今の物件価格は妥当なのか?

 

 

投資をする場合には常に意識しておきたいポイントです。

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大家さんなら気になる地域別の空室率

2015-11-14

おはようございます。

アセットランク.Com
大塚 博之です。


大家業にとって一番怖いのは

『空室』です。

大家業は


『空間を時間貸しする』


商売と言えます。


このような商売では、空間を使えなかった時間分の売上げは、後で取り戻すことができません。


それだけに、空室がもっとも怖い訳です。

そこで、今日は、全国の空室がどうなっているかのデーターを記載します。


よくある空室率は、賃貸以外の用途の空室も混ざっていますが、
下の表は賃貸住宅に限定した空室です。

全国空室率表


平成25年の各都道府県の賃貸物件の総数、空室数、空室率を一覧にしたものです。


全国平均は18%ですが上は29%~下は11%と、かなりばらつきがあります。


首都圏が低めなのは理解できますが九州の空室率が低いのは意外でした。


空室率が20%を超えているのは 22府県と約半分の都道府県にあたります。


不動産投資をする際には、各都道府県の傾向を理解した上で、投資をするのと、知らずに投資するのでは、おのずと結果が違ってきます。


不動産投資をする際の参考にしていただければと思います。

 

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