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銀行から低金利で借りられる人の特徴
アセットランク.Com
大塚 博之です。
不動産投資で成功する為の
重要な条件はいくつかあります。
そのひとつの項目が
「いかに低金利で借りられるか」
です。
では、低金利で借りられて
有利に不動産投資を進められる人はどんな人か?
以下に特徴を書いてみます。
1 大手企業、公務員勤務で年収1,000万円程度
金融資産が3,000万円以上ある人
2 3期以上黒字の会社経営者で
1と同様の収入、資産条件に合う人
3 土地、建物に数千万円単位の
担保余力のある人
4 賃貸経営を着実に10年以上
続けている人
こんな特徴があります。
▼ 1+3+4
▼ 2+3+4
などと条件が揃っている人は
かなり低利で借入できると思います。
私の知人でも1%を切る低利で借入をしています。
銀行が貸出ししたい人の条件は
ただ、1つ
「絶対に貸したお金が返ってくる人」
です。
今回、書いた1~4の条件は
銀行にとって貸したお金が
絶対に返ってくる可能性の高い人です。
「銀行が安心して貸せる = 低利で借りられる人」
と言えます。
こんな物件に、銀行は融資しない
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大塚 博之です。
銀行は、まず、こんな物件には
融資しません。
「DCRが1.2より低い物件」
■ DCRとは(Debt Coverage Ratio)
・ ネット収入(年) / 支払額(年)
年間ネット収入を年間の元利返済額(ADS)
で割り出した数値です。
不動産投資によるリスクを回避するための指標です。
ローン返済額の何倍ぐらいの実質収入があるかを判断できます。
投資計画における安全性を確認する大きな目安となっています。
この数値は高い方がより安全性が高いと判断できます。
銀行が融資の際に考えるのは
「この人は、デフォルトしないか?」
です。
違う言い方をすると
「とにかく、絶対にとりっぱぐれないようにする」
ということです。
DCRが1.2を下回るような物件だと
赤字になるまで20%しが余裕がない為
・ わずかに空室率が増えた
・ わずかに金利が上がって支払額が増えた
・ わずかに家賃額が低くなった
というだけでデフォルトのリスクが高まります。
大家さんや投資家は、とかくリターンの
ことを中心に考えてしまいます。
しかし、銀行はリスク(デフォルト)を
いかに回避するかを中心に考えます。
この視点の違いが
融資を受ける際の大きな壁となります。
銀行の立場になって考えるならば
「この物件(わたし)はデフォルトの
リスクが低くしっかり返済できますよ。
だから安心して貸すことができますよ」
という語り方をする必要があります。
投資開始の1年目だけではなく、
10、20年とDCRが1.2以上であることは
不動産投資を考える上で必須です。
DCRを時系列で確認する癖をつけてください。
新築と中古物件の収益性を比較する
おはようございます。
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大塚 博之です。
「新築物件に投資するか」
「中古物件に投資するか」
どちらに投資した方がいいのか?
こんなのことに悩む場合があるかもしれません。
短期的には新築より利回りの高い
中古物件の方がキャッシュフロー
がよくなる可能性が高いです。
しかし、中古物件の問題点は
それから先です。
築15年を過ぎたあたりから
・ 修繕費の増加
・ 空室率の増加
・ 家賃の下落
などマイナス要因が目に見えて増えてきます。
こうなると、新築物件の方が
収益性が高くなります。
一見すると、利回り上、有利に見える
中古物件も、長期間で考えると
新築物件に劣る可能性があります。
中古と新築を比較する場合
利回りの高い、低いだけに翻ろうされず
・ 修繕費の増加
・ 空室率の増加
・ 家賃の下落
はもちろん
金利についても新築の方が低く
なる場合も多いので
・ 新築と中古の借入金利の差
などをトータルに考えて
どちらが有利か検討する必要があります。
家計で成功するのと、不動産投資で成功するのは同じ
おはようございます。
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大塚 博之です。
『家計も、企業も、不動産投資(大家業)も
成功する為のお金の流れは一緒』
前回、家計も、企業も、不動産投資も
成功するには
『出て行くお金より、入ってくるお金を多くする』
ことに集中することが重要だと書きました。
前回のメールでご紹介したのは
損益計算書(P/L)の視点で成功する要素です。
今日は、もう一つの重要な視点
貸借対照表(B/S)の視点から書きます。
貸借対照表から考えた場合には
『ストックしたお金を効率よく再投資する』
ことが重要になります。
■ 家計
収入から生活費を引いてストックしたお金を
・ 貯蓄する
・ 株に投資する
■ 企業
売上げから費用を引いてストックしたお金を
・ 設備に投資する
・ 新商品開発に投資する
■ 不動産投資(大家業)
家賃収入から維持管理費を引いてストックしたお金を
・ 次の物件の投資資金に当てる
・ 家賃が下落しないように修繕費に当てる
貸借対照表の視点でも
家計、企業、不動産投資(大家業)が
成功する為の構造は、実は同じです。
損益計算書、貸借対照表の両方の視点で
家計、企業、不動産投資(大家業)の成功をまとめると
『出て行くお金より、入ってくるお金を多くする』
ことでストックしたお金を
『効率よく再投資する』
ことを繰り返すことだと言えます。
不動産投資の成功について考える
おはようございます。
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大塚 博之です。
『家計も、企業も、不動産投資(大家業)も
成功する為のお金の流れは一緒』
一見すると、この3つにはつながりがなさそうです。
しかし、成功する為に、考えるべき
お金のポイントは一緒です。
『出て行くお金より、入ってくるお金を多くする』
■ 家計
・ 世帯収入より
・ 住居費、食費、光熱費、教育費を少なくする
■ 企業
・ 売上げより
・ 原価、人件費、事務所費を少なくする
■ 不動産投資(大家業)
・ 家賃収入より
・ 返済額、維持管理費、修繕費を少なくする
一切関係なく思える
家計、企業、不動産投資(大家業)は
成功する為の構造は、実は同じです。
安定して、長期にわたり運営するには
『出て行くお金より、入ってくるお金を
多くする為には何をしたらいいか?』
こんな質問をしつづける必要があります。
家計、企業、不動産投資(大家業)で
成功する方法が一緒なのは、
これだけではありません。
次回に続けます。
不動産投資で破綻しない為に重要な指標
おはようございます。
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大塚 博之です。
不動産投資、大家業が破綻する
典型的なパターンは
『家賃収入 < 返済額+管理費』
の形になった時です。
では、不動産投資を続けるために
このようなパターンにならない為に
チェックし続ける必要のある指標が
『BE%』 です。
BE%・・・
『(維持管理費合計 + 支払額(年)) / 潜在的総収入(年)*100』
損益分岐点を求めることにより
投資の安全性が確認できます。
数値が低いほど安全性が高いです。
例えば、この数値が50%ならば家賃収入が約半分に
なっても破綻しないという判断ができます。
BE%は1年だけ見てもあまり意味がありません。
以下の図のように

時系列で把握しておくことが重要です。
理由は、
『設備の老朽化等で家賃収入は、年々減少し、
修繕費等の管理費が増えてていく可能性が高い』
からです。
BE%は目安として70%以下であれば
健全な賃貸経営がされていると判断できます。
70%以上の場合は、家賃下落、空室率増加など、
変化に弱い状況になっていると言えます。
家賃がどこまで下落したら、
BE%が70%を上回るのか?
空室率がどこまで増加したら
BE%が70%を上回るのか?
をチェックすることで
安定した賃貸経営が可能になります。
債務超過の罠とは
おはようございます。
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大塚 博之です。
貯金もあって、そこそこお金のあるつもりが
実は、財政的に非常にピンチだった。
こんなことが起こる人は
どんな人でしょうか?
下のリンクより確認いただける図は
個人の資産を貸借対照表(バランスシート)
にしたものです。
http://assetranksimulator.com/
『お金持ち』『貧乏』などを判断する時には
表の向かって左側の現預金や不動産の額で
判断してしまいがちです。
しかし、重要なのは
赤枠で囲っている純資産の部分です。
この額が大きければ大きいほど
お金持ちと言えます。
では、貯金もあって、そこそこお金のあるつもりが
実は、財政的に非常にピンチだった。
となってしまうのは、どんなパターンの時でしょうか?
以下のリンクのようなパターンです。
http://assetranksimulator.com/
最初の貸借対照表と何が違うのか?
■ 不動産 3500万円 ⇒ 2000万円
■ 純資産 1000万円 ⇒ △500万円
不動産の価値が下がったことが原因で
純資産がマイナスになっています。
このようなパターンは、どんな時に起こるのか?
『3500万円で購入した自宅が
市場価格(時価)は2000万円しかない』
このようなパターンは自宅を住宅ローンで
購入した場合に、知らないうちに多くの人に
起こっています。
このようなパターンに陥らない為には
■ 不動産の市場価格(時価)に気を配る
■ 目に見える資産を増やすことではなく
純資産を増やすことに主眼を置く
ことが重要です。
不動産投資で必要な時間軸の考え方
おはようございます。
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大塚 博之です。
投資物件を購入する際に
重要な基準になるのが
「利回り」です。
・ 表面利回り
・ 実質利回り
・ FCR
など色々な利回りを使って
投資するか、しないかの判断をします。
ただ、この3つの利回りとも
大きな弱点があります。
その弱点とは
「時間による変化を考慮できない」
ことです。
不動産投資(大家業)は1日、2日で
終わるものではなく
10年、20年という単位で続きます。
10年、20年の間に
家賃、維持費、空室率、金利など
不動産投資に関わる
あらゆる項目が変化します。
どんなに、現時点の利回りを評価しても
「時間について考慮されていない」
シミュレーションでは片手落ちです。
時間による変化を考慮した利回りが
『IRR』です。
IRRとは・・・
内部収益率とも言います。
一定期間のキャッシュフローを
もとに計算された利回りです。
例を使って説明します。
・ 1,000万円を投資
(1,000万円は元本割れしないと仮定)
・ 1年に100万円の収入
この場合、利回りは10%となります。
10年間 100万円の収入に変化がなければ
IRRも10%になります。
しかし、現実には2年目は90万円、3年目80万円
と毎年収入は一定ではありません。
このような変化を考慮した、時間軸の
利回りを確認する為に利用するのがIRRです。
IRRのエクセルでの計算方法は
以下の画像をご覧ください。
http://assetranksimulator.com/
画像の例では
1年目は10%だった利回りが
10年の時間軸でとらえると
9.24%となっています。
このように、利回りを考える際には
時間軸で捉える事が必要です。
時間軸で利回りを考える際に
便利なのがIRRです。
ぜひ、大塚さんの投資物件の
IRRがどのような数値になっているか
計算してみてください。
ワンルームマンション投資は本当に手軽か?
おはようございます。
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大塚 博之です。
手軽さから、最初の不動産投資は
「ワンルーム(1R)マンション」
という方も多いと思います。
1Rへの投資方法を大きく種別すると
■ 新築1Rに
・ 全額自己資金で投資
・ 借入(レバレッジ)して投資
■ 中古1Rに
・ 全額自己資金で投資
・ 借入(レバレッジ)して投資
の4つの選択肢が考えられます。
今日は、この4つの投資の長所、短所
を考えます。
1R投資の中でも
もっとも手軽な不動産投資が
新築への投資です。
新聞広告を見て、電話すれば
すぐに売ってくれます。
しかし、投資としては
▼ 自己資金で投資 ⇒ REITと同等程度の低年利
▼ レバレッジでの投資⇒ 毎年続く赤字キャッシュフロー
と、まったく投資になりません。
次に、中古1Rマンションの投資を考えると
▼ 自己資金で投資 ⇒ REIT+2~3%程度の年利
▼ レバレッジでの投資⇒ 投資効率は上がるが、再投資をしにくくなる可能性大
自己資金のみで投資した場合
極端に高い利回りは望めませんが
・ インフレ時に資産保全できる
・ 場所等 分散投資しやすい
・ 金利上昇の心配をしなくていい
などメリットも十分にあります。
レバレッジで投資した場合
土地持ち分が少なく、売却対象も投資家に限られる
1Rマンションは銀行にとって、担保価値がありません。
その、担保価値を持たない物件に
貸出をするのは
「本人の将来の収入を担保に貸している」
ということです。
将来、その人が稼げるであろう給与所得など
を担保に貸出をしています。
つまり、自分自身の与信がなくなった時点で
借入できなくなり、次の投資ができなくなる
可能性が高くなります。
また、BE% =(維持管理費+借入支払)/収入
が高くなり、金利上昇時に、脆弱である
ことも気になります。
ここからは、私なりの意見ですが
1Rマンションに投資するならば
『中古1Rに自己資金で投資』する
のがリスクとリターンのバランスから
いいと考えています。
1Rマンション投資に否定的な意見が多いですが
しっかりシミュレーションをして
投資の仕方を工夫すれば良い投資になる
可能性があります。
売却価格が妥当か知る方法(収益還元法編)
おはようございます。
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大塚 博之です。
不動産投資で成功するには
『安い値段で物件を購入すること』
と同じくらい
『高い値段で物件を売却すること』
が重要です。
ただ、いくらなら売れるのかを
知るのはなかなか難しいです。
では、どうやったら知ることができるのか?
大きく2つの方法があります。
▼ 収益還元法で計算する
▼ 積算価格法で計算する
今日は、収益還元法で計算する
方法について例を使ってお伝えします。
山下さんは、ネット関連事業で成功し
その利益を元手に、
2003年1月 横浜市旭区に
RC 築12年の物件を
1億2千万円で購入しました。
この物件の購入時、
年間家賃収入 1080万円 満室
表面利回りは9%でした。
それから、13年間 山下さんは
賃貸経営を続けました。
しかし、ネット事業も成熟し
事業を継続する為には、どうしても
この物件を売却する必要がでてきました。
この時点で、物件は老朽化もあり
満室時家賃収入 920万円
空室率も22%に達していました。
山下さんは、
「いくらだったらすぐに売却できるだろう」
と悩みました。
この時の物件周辺の平均利回りは
都心部への人口流入、景気回復により
8.5%となっていました。
山下さんが売却価格を考える際に
重要なのは
1つだけのシミュレーションを
検討するのではなく
『よい場合』『普通の場合』『悪い場合』の
3種類考えることです。
これを収益還元法で考えると
▼よい場合
6.5%など8.5%の平均利回りよりも
低い表面利回りで計算する
920万円 × 78%(運営率)÷ 6.5%
=11,040万円で売却可能
▼普通の場合
8.5%の平均利回りで考える
920万円 × 78%(運営率) ÷ 8.5%
=8,442万円で売却可能
▼悪い場合
10.5%など8.5の平均利回りよりも、
高い表面利回りで計算する
920万円 × 78%(運営率) ÷10.5%
=6,834万円で売却可能
今回は、差が分かりやすいように
2%の差をつけて計算しましたが
通常1%程度の差で計算するといいです。
『良い場合』『普通の場合』『悪い場合』の
3つを想定して、それぞれのIRR,税引き後CFなど
投資効率を確認します。
家賃収入で割り戻す方法は、
売却を検討している物件と似た物件の平均利回りを
インターネット上で10件程度調べるだけで
売却価格を想定できる便利な方法です。
売却価格を検討する場合には
まず、上の方法を試してみてください。
次回(4月14日)は、収益還元法で
計算された価格と比較して、
より、現実に見合った売却価格を
導き出すために使用する
積算価格法による計算について
お届けします。
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